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新着情報

2021.03.15

名大呼外便りNo.12:呼吸器外科とのなれそめー福本紘一

 名古屋第一赤十字病院の福本紘一と申します。平成14年卒で、現在卒後19年目です。若手のつもりですが、客観的にはそうでもないかもしれません(笑)。今回は、私が呼吸器外科医をめざしたきっかけ(呼吸器外科とのなれそめ)などをお話ししようと思います。

 

 今から21年ほど前にさかのぼります。外科系を希望していた大学5年生の秋ごろ、臨床実習で名大胸部外科をローテートいたしました。胸部外科は心臓グループと呼吸器グループから構成されており、私は心臓外科手術の見学を希望しましたが希望者が多く(じゃんけんで負けたので)呼吸器外科手術を見学することになりました。肺癌の手術を見学し患者さんがICUに退室するまでいた私に声をかけてくださったのが、現在の上司である当院呼吸器外科部長の森正一先生でした。「先生は帰るタイミングがわからなくて帰りそびれたのか、あるいは外科系に興味があるのか、どっちなの?」とおっしゃっていたと思います。(どのように返事したかは、皆様のご想像にお任せします)。呼吸器外科の魅力を熱心にお話しくださり、大学卒業までにお食事や、医局旅行などにもお誘いいただき、卒業する頃には呼吸器外科医になることをほぼ決めておりました。卒業後は、同じ施設で働くことはありませんでしたが(私は中京病院、春日井市民病院、愛知県がんセンター中央病院、名大、愛知県がんセンター研究所、再度名大で勤務)、ご縁があって4年前に当院に赴任することができました。中京地区最大級の呼吸器外科のhigh volume centerで手術を中心とした診療に携われたことは、僕の大きな財産です。

 あのときじゃんけんに負けて森先生に話しかけていただいたことが、僕の人生を大きく決めたことは間違いないです。森先生の口説き文句は、「肺がんはこれからどんどん増えるので、呼吸器外科医のニーズは非常に高い」とか、「すごく長い手術は少ないし、他の外科系と比べて夜間の緊急手術は少ないから年をとっても長く続けることができる」などであったと記憶していますが、今でもその通りだったと思っています。愛着と誇りを持てる呼吸器外科医という仕事を教えてくださった森先生にとても感謝しています。

 

 来月(2021年の4月)からは、再び大学医局で勤務するチャンスを頂いています。多くの学生さんと触れ合う機会もあるかと思いますので、呼吸器外科の様々な魅力を伝えていけたらなあと考えています。

2021年3月15日  福本紘一

 

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写真① 大学4年の大阪での西医体 200m*4のリレーで2位に入賞(水泳部)

    (旗の前で賞状を持っているのが私です)

 

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写真② 研修医1年目の時 中京病院の院長室の前にあった写真です

(ここまではかなりスリムだった)

 

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写真③ 第一日赤で4年間指導いただいた森先生と  

(体型も外科医としての実力もupした?)