研究科長からのごあいさつ
名古屋大学医学部は1871(明治4)年に名古屋藩の仮医学校、仮病院として発足して以来、150年を超える歴史と伝統を持つ、我が国で最も古い医学部の1つです。名古屋大学は1939年に医学部と理工学部からなる7番目の帝国大学となり、第2次世界大戦後の1949年に新制名古屋大学として再出発しました。
2000年には医学部が大学院に重点を置く運営体制に改編され(大学院重点化)、大学院組織である医学系研究科を中心とした組織として生まれ変わり、学生、大学院生の教育、研究を推進しております。
名古屋大学医学部・医学系研究科は地域医療に貢献する医療人の育成を行うとともに、研究大学として世界に向け多くの優れた基礎研究、臨床研究を発信し、病気のメカニズムの解明や新たな診断・治療法の開発研究を推進する役割を担っています。2004年の国立大学法人化以降、大学への運営費交付金が年々減少し、大学運営も厳しさが増していますが、前途有望な学生、大学院生のための教育、研究環境の改善、充実を行う予算の確保・充実に努めているところです。
「名古屋大学基金」は、寄附金を特定の部局事業に活用できる「特定基金」制度を設置しております。医学部・医学系研究科では、この「特定基金」制度を用いて「医学系未来人材育成支援事業」を創設し、皆様のご支援により、学生、大学院生のための教育、研究環境の改善、充実を進めていきたいと考えております。
趣旨にご賛同いただき、格段のご協力を賜りますことをよろしくお願い申し上げます。
名古屋大学医学部長
