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教授挨拶

みんなの夢の実現が、名大皮膚科の発展につながると信じています。名古屋大学皮膚科 教授 秋山 真志

 名古屋大学皮膚科学教室は、明治38年に楠太先生を主任とする皮膚病花柳病科として創設されて以来、105年の長い歴史と伝統に育まれた教室です。名大皮膚科は、開講以来、優れた皮膚科臨床医を輩出し、東海地区の地域医療に貢献して参りました。さらに、私たちは、世界のリーダーシップをとり、皮膚科学の発展に寄与するような高いレベルの臨床、研究を展開すべき役割を担っています。

 近年、医療の現状について、様々な問題点が指摘され、大学病院を取り巻く環境も急速に変化しています。私たちは、臨床、教育、研究という3つの要素にバランスよく取り組み、教室員の先生方に気持ちよく、十二分に実力を発揮していただける教室作りを目指したいと考えております。臨床においては地域で最高レベルの医療を患者さんに提供できる診療体制づくりを目指して、患者さんの多い一般的な疾患をしっかり治療することから、比較的稀な疾患にたいする高度先進医療まで、幅広くカバーできるよう教室員一同、一生懸命努力いたしております。教育については、患者さんの痛みのわかる良医の育成を目指し、さらには、大学や基幹病院の皮膚科で指導者として活躍する人材を育てることも重要な使命と考えております。研究面では、真に臨床に役立つ研究、患者さんの利益に結びつく研究を行いたいと思います。実際の診療に結びつく研究テーマがこれからの皮膚科学に求められている課題であり、若い先生方の研究に対するモチベーションの高揚につながると思います。

 これから皮膚科学を本格的に学ぼうという若い先生に対しては、無理せず、かつ、遠回りせず、一人前の皮膚科医になれる環境を提供することを第一に考えています。若い先生方はそれぞれの夢と希望を持っていると思います。ある先生は世界的な皮膚科の研究者になりたいと思っているでしょうし、また、ある先生は、仕事と、温かい家庭を両立させたいと考えているでしょう。みんなの夢の実現が、名大皮膚科の発展につながると信じています。

 地域医療に、学生、研修医教育に、研究にと、一歩一歩、進んで行く名大皮膚科を、これからも、見守り、ご指導いただけるよう、何卒、宜しくお願いいたします。

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