教育
当教室での研修について
名古屋大学消化器外科学(消化器外科2)では教育専任教員を中心に、教室全体で卒前教育・卒後教育を充実させるよう取り組んでいます。
学生教育について
臨床実習T(5年生)では2週間の間に様々な手術を見学し、患者さんやそのご家族と触れ合うことで、外科学や外科臨床のおもしろさ・むずかしさを経験していただきます。また縫合実習や外科治療のミニレクチャーだけでなく、腹腔鏡のシミュレーターを使用した手技の練習にもとりくんでいただきます。
臨床実習U(6年生)では外科の治療スタッフの一員として、より実践的な実習にとりくんでいただきます。当科で学んだ技能や臨床における知識・態度は、研修医になった時にきっと役に立つでしょう。
縫合実習の風景
腹腔鏡のVRシミュレーター実習
6年生はドライボックスで縫合も練習
名古屋大学以外の学生さんの病院見学も随時募集しています。当科の研修や治療に興味のある方は、お気軽におこしください。もちろん大学での研修だけでなく、関連病院の研修や外科学についてもご紹介することができます。、
当科での研修や見学にご興味がおありの方はまずはこちら(surg2@med.nagoya-u.ac.jp)までご連絡ください。
初期臨床研修について
名古屋大学医学部附属病院では外科研修が必修となっております。消化器外科2では手術患者や化学療法中の患者、ターミナルケアの必要な患者など様々な患者さんを治療グループの一員として経験していただきます。
初期臨床研修中に必要な様々な症例を経験できるだけでなく、夜間救急外来で出会うことの多い縫合や末梢点滴確保などの基本的手技を身に着けることができますし、開腹手術や腹腔鏡手術に必要な手技も学ぶことができます。
さらに、教育専任教員がメンターとなって研修医の先生をサポートし、個人のニーズや状況にあった研修計画の立案を行っています。
学生から一人前の医師になるために必要なマインドや手技・知識を一緒に学んでいきましょう。
当院での初期研修にご興味のある方はこちらのサイトをご参照いただくか、こちらまでご連絡ください。
また、当院で研修され、3年目以降も当科に入局して外科の道にすすみたいという方には、その方にあった最善の進路を相談して決めていきます。
後期研修(外科専門研修)について
初期臨床研修終了後のキャリア(後期研修期間)についてご説明します。
当院や当科の関連病院・その他の病院にて2年間の初期研修を行った後は、専攻医として専門研修を3年行います。
専門研修は、名大病院や関連病院が基幹施設となった外科専門研修プログラムのうち、どれかを選択していただくことになります(下記の表参照)。そして、卒後6〜10年目に大学院生、もしくは医員として帰局することになります。どの病院に所属したとしても、帰局前までには、少なくとも外科専門医を取得できるように配慮しております。またサブスペシャリティ領域につきましても、専門医取得のために必要な症例や学術活動について経験していただけるよう、配慮しております(研修プログラムの選択や関連病院間での移動など)。
帰局後は、大学院生として臨床・研究をおこないながら学位取得を目指したり、医員として臨床能力を磨くことも可能です。能力があり希望する方には、留学していただくこともできます。その後は、関連病院へ赴任して臨床業務や後輩の教育をおこなったり、大学の教員として関連病院や医局を支える医師となります。このように非常に選択肢が広いことも、大きな特徴です。
- 名古屋大学医学部附属病院外科専門研修プログラムについて
- 関連病院で行われている専門研修プログラム
- 一宮市立市民病院外科専門研修プログラム
- 岡崎市民病院外科専門研修プログラム
- 岐阜県立多治見病院外科専門研修プログラム
- 公立陶生病院外科専門研修プログラム
- 小牧市民病院外科専門研修プログラム
- 市立四日市病院外科専門研修プログラム
- 名古屋医療センター外科研修プログラム
- 関連病院について
こちらのページでご説明しております。
名古屋大学医学部附属病院専門研修プログラムのダウンロードはこちら
当教室の関連病院につきましては、こちらでご紹介しております。
卒後研修の流れ
外科医を目指す女性の方へ
名古屋大学消化器外科学(消化器外科2)では、これまでも多くの女性の方が外科医や大学の教員となってきた実績があります。女性の方で、外科医になりたいけれども今後のキャリアパスや結婚・出産などのライフプランにご心配があるという方はぜひ一度こちらまでご相談ください。
当科の女性医師たちからのメッセージもここでご覧いただけますので、ぜひご参考にしてください。
入局を希望される方、当教室にて大学院博士課程の履修を希望される方へ
こちらまでメールにてお名前・連絡先(・卒業校・卒年・勤務先)・他、ご希望等をお知らせください。折り返し、担当者よりご連絡申し上げます。