肥満に対する治療の一つである減量手術は、糖尿病や脂質代謝異常といった肥満合併症により早く死に至るのを避ける、あるいは、その合併症を改善させる、生活の質を向上させるための治療です。胃を小さくすることで、食事摂取量を制限することを基本としています。このため、減量手術には脂肪吸引といった治療は含まれません。胃を小さくする手術の他に、栄養の吸収を制限することで体重を減らす方法もあります。詳しくは「減量手術術式」をご覧ください。
名大病院は、日本肥満学会認定 肥満症専門病院の認定を受けています。また、減量手術に対する治療は多職種によるチームで治療を行うことが非常に大切です。当科では大学病院である利点を生かし、多種の職種(医師、看護師、栄養士、理学療法士など)によるサポートをしっかりと行うことが可能です。さらに、麻酔科、放射線科、内科(糖尿病・内分泌内科、循環器内科、呼吸器内科、腎臓内科など)、集中治療部、精神科専門の医師によるバックアップ体制も整っています。
減量手術を考えている方は是非ご相談ください。
名古屋大学医学部附属病院 052-741-2111(代表)
糖尿病・内分泌内科 または 消化器外科2