新入局員募集
最近5年間の入局者数
他大学出身であるからといって、研修条件やその後の進路に差が見られることは全くありません。平成元年から現在までに、下記の36大学の出身者が入局しています。
下に、平成10年度から14年度までの5年間の入局者数を示しました。
最近の入局者の赴任先一覧 (厚生労働省の臨床研修指定病院を赤字で示しました)
平成10年度
平成11年度
平成12年度
平成13年度
平成14年度
名古屋市内 |
名古屋第一赤十字病院、国立名古屋病院、国家公務員共済組合連合会名城病院、社会保険中京病院、中部労災病院、名古屋掖済会病院、名古屋逓信病院、名古屋記念病院、三菱名古屋病院、名鉄病院、総合上飯田第一病院、愛知県青い鳥医療福祉センター、愛知県がんセンター、南医療生活協同組合南生協病院、南医療生活協同組合みなみ子ども診療所、南医療生活協同組合当知診療所、みなと医療生活協同組合協立総合病院、みなと医療生活協同組合みなと診療所
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尾張地区 |
愛知県心身障害者コロニー中央病院、厚生連昭和病院、公立陶生病院、春日井市民病院、稲沢市民病院、さくら病院、公立尾陽病院、津島市民病院、尾西市民病院
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三河地区 |
厚生連安城更生病院、岡崎市民病院、トヨタ記念病院、厚生連加茂病院、愛知県立第二青い鳥学園、碧南市民病院 |
知多半島地区 |
あいち小児保健医療総合センター、市立半田病院、東海産業医療団中央病院、東海市民病院、知多市民病院、常滑市民病院 |
岐阜県 |
大垣市民病院、公立学校共済組合東海中央病院、厚生連東濃厚生病院、岐阜社会保険病院、中津川市民病院 |
静岡県 |
掛川市立総合病院、静岡こども病院、静岡神経医療センター |
三重県 |
青木記念病院
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東京都 |
国立成育医療センター |
教育機関 |
藤田保健衛生大学、愛知医科大学、京都大学
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保健機関・保健所など |
愛知県衛生部、名古屋市中保健所、名古屋市守山保健所、名古屋市港保健所、名古屋市名東保健所、名古屋市南保健所、東海市保健センター |
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「T病院へ赴任するのはどうですか?」これが,入局して最初に受けた提案でした。
入局前は名大小児科について全く知識がないだけでなく,小児科に入局する予定も ありませんでした(ここに入局するまでは漠然と神経内科を考えていました)。卒後 1年目は出身大学の関連病院で研修をし,2年目に名大の研修システムを羨望し,関連 病院の中では比較的マイナーな現在勤務中の病院で研修をしました。強い勧誘はあり ませんでしたが,小児科の方が専門を決めてもgeneralが重視されること,世の中を 支えるのは子供たちでありその治療に直接携われること,医局の雰囲気が高圧的では なく,他大学に対して差別感もなく,比較的自由に意見が述べらる感があり入局を決 めました。入局後は NICUのある中核病院での小児科研修を勧めていただき,それに沿うこととしました。卒後早期に複数の病院を経験することで様々な治療法,考え方, システムなどが経験でき有意義でした。初期研修終了後の進路もかなり医局員の意見 を採り入れてもらえ,強制がほとんどありません。
偶然ですが名古屋大学小児科の医局には平成6年岐阜大学卒業生が3人います。3人と
も希望に沿って仕事をしています。こんな感じの医局ですが,いかがでしょうか?
(平成6年岐阜大学卒のY.I.医師)
平成15年4月より大学病院でフレッシュ研修を受けております。私は研修を修了した時点ですぐに入局をしたのではなく、3年目から4年間、臨床から離れて基礎の講座の大学院で研究をしていました。学生の時から3年目以降はしばらく基礎研究がやりたかったので、ストレートに小児科を目指す先生方とは少し異なったカリキュラムで研修をさせて頂きました。このホームページを御覧になる方々の欲しい情報とはちょっと異なるかもしれませんが、少し回り道をしながら小児科を選んだ1つの例として、見て頂ければ幸いです。
大学院を卒業する時に次はどうするべきかを当然考える事になります。選択肢としてはポストドクタ?で研究を続ける、もしくは臨床に復帰するということになります。私は後者を選択したわけですが、小児科を選んだ最大の理由は、臨床の中では自分が興味のある分野に最も近いからということは否定できません。次に重要視したのは、ある年齢以下は全てを診られるという点でした。内科であれば幾つもの講座にまたがっているものを、1つの科で診るのは、自分の目標とする医師像に近いものでした。もちろん全ての分野のスペシャリストになるのは困難な事だとは思っていますが。
私は他大学を卒業しましたが、名古屋大学の関連病院で研修をしたため、他大学の小児科と具体的な点で比較することはできません。但し、関連病院でローテート研修を行ってから入局できるシステムであるので、実際に小児科が自分に合っているかどうかはある程度分かってから進路を決められるというのは優れたシステムであり、関連病院との連係がうまくいっていないとできないことだと思っております。学生のうちに全てを決めてしまい、早く一人前になるのを目指すのも1つの方法ですが、実際に診療をしてみてから考えてみるのもよい方法だと思います。
(平成9年三重大学卒のS.H.医師)
はじめまして。
昭和63年に秋田大学を卒業後、名古屋近郊の市民病院でのローテイト研修をし、初めは産婦人科、精神科などに興味がありましたが、当直(救急外来)業務の中で子どものいたいけな姿を見ると微力ながらも何とかしてあげたいと考えるようになり、名古屋大学の小児科に入局させて頂きました。
名古屋大学小児科医局の良いところは出身大学、男女を問わず門戸を広げ、それぞれの希望にかなうようトレ−ニングを受けられることです。また新生児、アレルギー、神経、循環器、血液・腫瘍、内分泌、免疫、ウイルスなど各専門分野で高いレベルの診療・研究が行われています。私は思うところがあり血液・腫瘍を専攻しましたが、まずは厚生連昭和病院小児科で一般小児科診療の基礎を学び、その後、名古屋第一赤十字病院小児医療センター血液腫瘍科、名古屋大学付属病院小児科で約100例の造血幹細胞移植を含む白血病や再生不良性貧血など血液・腫瘍の診療と少しばかりの研究をしました。いずれの病院でも良き指導者と仲間に恵まれました。自分はラグビーで鍛えた頑丈な体で少しでも小児医療に貢献をすべく33歳の時現在勤務している病院が小児科を開設するにあたり赴任してきました。初めは常勤小児科医1人で昼も夜も駈回っていましたが、今では常勤4人の所帯となっています。同世代の仲間は、留学、大学での研究・教育、関連病院での臨床、開業などいろいろな分野でそれぞれ活躍しています。
小児科は未来を背負う子どもたちの健やかな成長を支えていく重要な役割を担っています。残念ながら小児救急医療などいまだ十分に機能を果たしていないところがあり、また治癒困難な小児疾患も多くあります。名古屋大学小児科ではこれら克服のため一生懸命取り組んでいます。子どもの笑顔はいやなことを忘れさせてくれます。情熱と優しさを持つ方の入局をお待ちしています。
(昭和63年秋田大学卒のS.H.医師)
入局者からのひとこと
入局者の出身大学一覧(平成元年〜平成14年)
北海道大学、旭川医科大学、秋田大学、筑波大学、東邦大学、日本医科大学、東海大学、埼玉医科大学、順天堂大学、東京女子医科大学、昭和大学、自治医科大学、金沢大学、福井医科大学、富山医科薬科大学、信州大学、浜松医科大学、岐阜大学、名古屋大学、愛知医科大学、藤田保健衛生大学、三重大学、大阪大学、大阪医科大学、京都府立医科大学、奈良医科大学、関西医科大学、高知医科大学、香川医科大学、川崎医科大学、広島大学、山口大学、九州大学、福岡大学、佐賀医科大学、鹿児島大学
(順不同、計36大学)