医局説明会の感想

 

 私は、現在ポリクリ2で小児科に7週間お世話になっています。そこで学んだことと今回の医局説明会で感じたことから私の小児科の先生方に対する印象を挙げたいと思います。

1.「小児科医は常に子供の病気のみでなく、その子の将来についても考えている。」

たとえば、悪性腫瘍の患児の場合、「いかに最小限の治療で最大限の効果を得るか、いかに二次癌や成長障害といった副作用を減らすか。」ということに非常に重点をおいています。小児科の先生方を見ていて「熱い!」と感じることがよくあります。何が一番いい治療法であるかをいつも模索しています。

2.「小児科医はgeneralistであることが求められる」

それは私が小児科に惹かれる理由の1つでもありますが、専門分化された内科では患者は自分の病気によって医者を変えなければいけません。しかし小児については、1人の子について、その子がかかる病気すべてについて関わりを持つことができると思います。それだけその子との関わりが濃くなるということは、医療者側にとってもやりがいのあることではないでしょうか。

3.「患児の名前はもちろん、その子の性格についても非常にわかっている」

それは、現在入院している子に限ったことではありません。過去の症例についても現在フォローアップ中の子についても「ああ、○○くんね」とすぐ頭に思い浮かんできます。「そうすることで、常に過去の症例と向かい合いながら改善すべき点は改善し、医師としてさらに成長することにつながっていくのでは」と思い、私も非常に見習いたいと思っています。

 今回医局説明会において、私たち学生が持っている小児科に対するイメージについて小島先生とお話しする機会をいただきました。以上で述べたようなことをふまえて、「小児科がいかにやりがいのあるものか」ということがひしひしと伝わってきました。

また、説明会後の食事会には、たくさんの先生方が来てくださり気さくにお話できたことで小児科の仕事について、より具体的なイメージを持つことができました。