現在、新生児研究室のスタッフは講師1名、助手1名、医員2名、大学院生1名の5人体制で診療・研究・教育にあたっています。
周産母子センターNICUは予算病床10床(うちNICU加算病床3床)で、運用しております。産婦人科をはじめとして、小児外科、脳神経外科、小児循環器医、胸部外科などとの協力のもと、集学的周産期医療をおこなう周産期センターとして位置づけています。そのため、一般市中病院に比べて超・極低出生体重児入院数がすくない反面、胎内診断がなされた外科系疾患の入院が多いことが特徴です。特に当研究室では、先天性横隔膜へルニアの周産期管理に力をいれており、非常によい治療成績を収めています。
関連施設(NICU)は、愛知県内に6施設、岐阜県に1施設あります。各施設には新生児専従医が赴任しており、それぞれの地域の周産期・新生児医療を支えています。関連施設間のデーターベースネットワークを検討中であり、1年間に100症例もの超低出生体重児のデータを共有することができるようになります。また、関連病院の若手医師の教育・育成を目的に、年に2回の関連病院新生児カンファレンスを行っています。本カンファレンスは、毎回1つのテーマを決めて、深く議論をする形式をとっており、参加者からの評判は非常に好評です。
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研究テーマ: |
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@早産児の中枢神経障害について、A早産児のウイルス母子感染についての2本立てで行っています。@早産児の中枢神経障害については、基礎的研究として当研究室ではトロンボキサンA2アナログを用いた胎児発育不全のラットのモデルを開発し、組織学的・分子生物学的検討をおこなっています。また、愛知県コロニー発達障害研究所との共同研究ですが、早産児への神経再生医学の応用、具体的には脳質周囲白室軟化症に対する神経再生に関する研究を行っています。臨床研究としては、神経研究室と協力し、超早産児の脳波解析を主におこなっています。A早産児のウイルス母子感染については、ウイルス研究室と協力し、サイトメガロウイルスの経母乳感染についての研究をおこなっており、産褥期における母乳中へのサイトメガロウイルスの排泄状況を解明するなど、研究成果があがっております。
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スタッフ: |
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ふりがな |
はやかわ まさひろ |
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氏名 |
早川 昌弘 |
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役職 |
周産母子 講師 |
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ひとこと |
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ふりがな |
なかやま あつし |
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氏名 |
中山 淳 |
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役職 |
周産母子 助教 |
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ひとこと |
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ふりがな |
さとう よしあき |
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氏名 |
佐藤 義朗 |
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役職 |
周産母子 病院助教 |
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ひとこと |
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ふりがな |
やまもと ひかる |
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氏名 |
山本 ひかる |
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役職 |
医員 |
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ひとこと |
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ふりがな |
へんみ はやと |
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氏名 |
邊見 勇人 |
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役職 |
周産母子 医員 |
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ひとこと |
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ふりがな |
はっとり てつお |
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氏名 |
服部 哲夫 |
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役職 |
医員・大学院 |
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ひとこと |
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関係する学会の一覧: |
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日本新生児学会
日本未熟児新生児学会
日本周産期学会 |
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