私たちは、病気の生物学の研究をしています。病気の姿を形態学的にとらえ、病気の原因となる遺伝子や分子機構について、方法にこだわらず調べ、正常のどのような機構に問題が起こるとどのような病態として現れてくるのかを研究する立場です。ただし、形態学的な評価を大事にしています。形態学は山を登っていくときの地図あるいは足場との考えられる大変重要なものです。もともと人体病理の教室ですので、病理解剖や病理組織診断も日常的に行っています。動物モデルを用いて、疾患の遺伝子や分子の変化を追究するのが主な活動です。医学部卒業の方は勿論、理学・農学・薬学・工学など幅広い生命科学関連の領域から病気の生物学を指向する若い人材を集め、ポストゲノム時代の生命科学の一翼を担いたいと考えています。海外からの留学生や医学部学生も多数参加しています。私たちが長年の経験から得た知的財産を引き継いでくれる若人を常に探し求めています。

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