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 顕微授精の適応は、「難治性の受精障害で、これ以外の治療によっては妊娠の見込みがないかきわめて少ないと判断される場合」とされています。実際には体外受精を行っても受精が得られなかったか（受精障害）、あるいは重度の男性因子や精子無力症など体外受精では受精卵が得られない場合になります。今回、精液の遠心処理やスイムアップ処理後の所見はどうだったのでしょうか。今回、顕微授精になって経緯について担当医からお話があったでしょうか。「医学的には最適」と考えられる方法であっても、ご夫婦の希望や価値観とその治療方針が合わない場合もあり得るでしょう。その場合には、また、ご夫婦の希望を担当医やスタッフにしっかりと伝えることも大切です。 |
体外受精の採卵当日の精液所見が、濃度2,100万／ml、総数12,180万、運動率21.5％でした。異常なのは運動率だけなのですが、希望していない顕微授精を行われました。この場合顕微授精でなければ、受精しなかったのでしょうか？ 顕微授精しなかったほうが、一匹元気な精子で受精して、かつ胚盤胞まで育ち、かつ着床したのではないかと思えて仕方ありません。