不妊相談Q&A

質問ショート法で体外受精を行いました。19個採卵できましたが、OHSSになり、日常生活が辛かったです。次回もOHSSにはなりたくありません。今回OHSSになったのは注射量が多すぎたのですか?また、ここまで誘発剤をしないと、成熟卵にはならないのですか?以前は飲み薬だけで採卵をしましたが2個しかとれなかったため、ショート法を行いました。
また、卵の育ちが遅めで、採卵予定日が遅くなり、仕事の都合がつかず、採卵がキャンセルになったことがありました。未熟卵では育たないのでしょうか。仕事の都合で採卵日をずらすことは良くないのでしょうか。

答えOHSS(卵巣過剰刺激症候群)の原因は、排卵誘発によって過剰に卵胞が発育することです。しかし、排卵誘発剤に対する反応性にはかなり個人差があり、また同じ人でも周期によって反応に差がみられる場合もあり、OHSSの発生を予測するのは難しいこともあります。採卵した卵子が全て成熟卵であり全てが受精するわけではありませんので、できればOHSSにならない程度で、ある程度の数の卵子を採取することができると一番よいですね。多嚢胞性卵巣(PCOS)などのためOHSSハイリスクの場合には最初から未熟卵の状態で採卵し、体外で成熟させる方法をとる場合もあります。今回の排卵誘発の経過を参考に、次回以降の排卵誘発のスケジュールをたてることになると思いますので、担当医に今回OHSSになった際の気持ちも含めて相談してみて下さい。
卵胞の発育には個人差がありますので、なかなか採卵日とご自分の仕事の都合が合わないことも当然でてくるでしょう。自分が何を優先させていくのか順位をつけておくことや、土日や夜間診療など、診療日や時間帯が自分のライフスタイルにあった医療機関を選ぶことも重要です。採卵日は1日程度であれば前後にずらすことができる場合もありますし、あらかじめ都合が悪い日にちが分かっていれば、排卵誘発の刺激開始日を変更することで対応できる場合もあります。都合が悪い日にちがあれば、早めに担当医に相談するようにしましょう。
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