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 子宮筋腫は子宮にできる腫瘍のなかでは最も頻度が高く、30歳以上の女性では20～30％、顕微鏡でみないとわからないものも含めると約７５％にみられるとされています。また３分の２が多発性です。子宮のどの部分に発生するかによって症状も様々です。発生部位によっては過多月経から貧血をきたすほか、精子の子宮内での移動や受精卵の子宮内膜への着床を障害するなどして不妊症の原因になると考えられていますが、子宮筋腫があっても自然妊娠する人も少なくありません。また子宮摘出を行わない限り、再発することも多いという特徴があります。いろいろな要素がからんできますので、手術が必要かどうか、手術をするならどのような方法が良いか（例 開腹手術か腹腔鏡下手術や子宮鏡下手術かなど）、いつ頃手術を受けるかなどを十分検討した上で方針を決める必要があります。担当医に聞きにくい場合には、ナースに相談したり、質問事項の要点をメモにまとめて渡してみてはどうでしょうか。不妊を専門とする医師のセカンドオピニオンを受けても良いでしょう。その際にMRIなどの画像診断を受けている場合、画像を持参するほうがよいでしょう。 |
子宮筋腫の治療と妊娠の可能性について悩んでいます。MRIで調べたところ、『多発性子宮筋腫で大小合わせて10個はある。子宮の中にもあるみたいですね。とったほうがいいと思います』とのことでした。私は現在３２歳で、結婚予定があり、相手も子供が欲しいと強く望んでいるため、不安でなりません。可能な限り、妊娠の可能性が高い状態にできる治療法を選択したいのですが、インターネットや本で調べれば調べるほど不安になり、迷うばかりで、彼のためには結婚自体をあきらめるべきかなのかも…とさえ考えてしまいます。手術が本当に１番よい選択なのか、癒着などによってかえって妊娠しづらくなるのではないか、手術をするとしても開腹？腹腔鏡でも可能？などなど悩みは尽きません。