不妊相談Q&A

質問なかなか赤ちゃんができません。
夫は再婚で子供がいます。不妊のスクリーニング検査でも異常はなく、人工授精を4回行いました。2回目で妊娠しましたが流産してしまいました。体外受精を行ってはどうかと主治医に相談しましたが、人工授精で妊娠できるとの返事です。
現在の状況に行き詰まりを感じ、自分がダメな人間のように思えてきてしまいます。この先、どうしたらよいのでしょうか。妊娠できるのでしょうか。義母からのプレッシャーもあり、焦っています。

答えこれまでに人工授精で妊娠にまでは至っているので、もう少し人工授精を続けるという方針なのでしょうね。一般的に人工授精での妊娠率は、回数が6回程度で頭打ちになってきますので、なかなか妊娠が成立しないようであれば、体外受精や顕微授精へステップアップすることを検討してみてはいかがでしょうか。不妊治療を受けられるカップルの中には、スクリーニング検査では異常をみとめない「原因不明不妊」といわれる方々もいます。体外受精や顕微授精を受けることで、原因不明とされている不妊の方々の中でも、卵管が卵子をピックアップする能力に問題がある場合や、精子がうまく卵子の中に入っていけない受精障害といった障害は克服することが可能です。卵や精子の質の向上や、着床環境の改善などは体外受精などの生殖補助医療をもっても改善することはなかなか難しいのですが、受精卵を効率よく得るためには体外受精は有効な方法です。
治療が行き詰まったと感じているときは、具体的に今の治療の方法や治療のペースが自分の希望とどう違うのか、どうしたいのか、何が不安なのかを率直に医療スタッフに相談してみて下さい。医師に話しにくいようであれば、ナースやエンブリオロジスト、カウンセラーなどに話すのも良いでしょう。
「こどもを持って一人前」という社会通念は未だ根強いものがありますし、不妊という状況におかれた方は多かれ少なかれ「自分は女(男)として劣っている」というような感情を抱いてストレスをためてしまうことが多いのです。不妊にまつわる様々なストレスへの対処方法は人それぞれですが、自分の気持ちを良い方向へ向けるためには友人や家族、または同じ経験をもつ人たち、あるいは専門家のサポートなどが役に立つ事が多いようです。また、自分が楽しく生きることを忘れてはなりません。不妊と闘っている人の多くは治療に費やす時間とエネルギーがあまりにも多いため、自分たちが楽しむことを否定してしまいがちです。
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