|
|
 不妊症には様々な原因があり、複数の因子を抱えている方がいる一方、原因のわからない方も珍しくはありません。そのため医師であっても、あなたの治療が最終的にどのような結果にたどり着くか100%予測はできません。一般不妊治療でなかなか妊娠されない方の場合は、一定の期間が過ぎたら体外受精を行う方が妊娠率は増加すると考えられています。さらに体外受精を受けることで新しくわかることとして、採卵した卵子の成熟度や、精子と受精させた場合の受精率や受精卵のグレードなどが挙げられます。体外受精はある意味では検査も兼ねていると言えます。大事なのは、最終的にどのような治療を選択するかはお二人で判断することです。「医師が勧める最適と思われる治療」と「自分たちが受けたい治療」とにズレが出てくる場合も生じてきます。納得できなかったり、十分理解できていない治療を、「医師に言われたから」という理由でなんとなく行うよりも、通院をお休みして、お二人が納得できるまで十分時間をかけて考えてみる事も時には必要かもしれません。
漢方薬は、一つの処方が全ての人に一定の効果を持つものではありません。体質などによって処方は様々になります。漢方での治療を行っている施設にも合わせて通院しても良いですし、漢方薬局での処方でも構いませんが、漢方薬を服用していることは担当医に必ず伝えて下さい。 |
卵管閉塞と排卵までに時間がかかっているということで、クロミフェンとｈＭＧ・ｈＣＧ製剤を使用して、タイミング法４回、人工授精２回試みました。結果がでず、体外受精へステップアップすると言われました。自然に妊娠できると言われていたので、気持ちの整理がつかず、今は通院をお休みしています。漢方薬が有効と聞いたのですが、今の病院では処方していませんし、近くの不妊外来でも処方していません。漢方薬局で処方してもらってもいいのでしょうか。少し遠くても転院したほうがいいのでしょうか。