不妊相談Q&A

質問男性不妊で顕微授精を3回行いました。1回目、2回目は卵子が採れたのですが胚盤胞までならずキャンセル。3回目で1個だけ胚盤胞になり、移植しましたが着床しませんでした。刺激法を毎回変えても思ったような結果がでません。そこで質問です。
1.胚盤胞以前のものを移植しても妊娠の確率は低くなるのか?
2.良質の受精卵ができる他の治療法はあるのか?

答え受精卵のうち、約半数ほどが胚盤胞まで到達します。しかしながら、受精卵の質には年齢など個人差があり、胚盤胞までなかなか到達できない場合もあります。体外受精・顕微授精後は、分割期胚とよばれる2-3日目の受精卵をもどすことが一般的でしたが、より着床しやすい(妊娠しやすい)胚を選択し移植胚数を少なくするという目的で、受精卵を継続して培養し、胚盤胞まで到達したものを移植する胚盤胞移植が普及してきました。ですから、理論的には胚盤胞胚移植のほうが妊娠率は高くなります。しかしながら、分割期胚移植で極端に妊娠率が低くなるということはないようです。
受精卵の質を上げるための工夫としては、卵巣刺激法を工夫したり、培養環境を見直したりすることがあげられます。しかしながら、非常に有効な確立された方法がないのが現状です。
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