不妊相談Q&A

質問二人目を一度稽流流産していますが、その影響かプロラクチンの値がいつも平均20位で、母乳も少し出ます。プロラクチンを一日一錠処方してもらい前周期から飲んでいます。今まで排卵はあるものの排卵までに20日近くかかっていましたが、前周期は10日で排卵してしまいました。また、高温期も今回は安定していて13日ありました。プロラクチンは高プロラクチンで排卵障害を起こしている方の薬と聞きましたか、私の様にプロラクチンの値が少し高いけど排卵はある様な場合に飲むと卵胞の発育が早くなるのでしょうか? またこのように早すぎる排卵では妊娠は望めませんか?

答えプロラクチンというホルモンは、乳汁分泌ホルモンとも言われ、脳下垂体前葉から分泌されます。出産後に大量に分泌され、乳汁分泌を促すホルモンです。プロラクチンが高値の場合、排卵が止まってしまいます。授乳している間は次の赤ちゃんを出来にくくしているのです。そのため、分娩後以外で何らかの理由によって高プロラクチン血症となった場合にも排卵が止まってしまうことがあります。プロラクチンの分泌には日内変動があり、通常の採血では正常範囲内であっても、負荷試験によって潜在性高プロラクチン血症と診断される場合もあります。高プロラクチン血症によって排卵が障害されて、排卵までに時間がかかっている場合は、プロラクチンを下げる薬を服用することで、排卵までにかかる期間が短くなることがあります。月経が始まってから排卵までにかかる期間には個人差があり、14日前後が一般的ではありますが、成熟卵が排卵されているようであれば、10日めでの排卵でも問題はないでしょう。未成熟な卵胞で排卵が起こった場合には、黄体期が短くなったりすることもあります。排卵された卵が成熟卵であるかどうか確実に知ることは難しいですが、排卵前の卵胞の大きさや、血液中のホルモン値などで推測することができます。
また、排卵を確認するために、排卵前にエストロゲン作用により形成される唾液の結晶を観察するキットが市販されています。簡便ですが、全く結晶が形成されない人やほぼ毎日観察される人など、個人差があるようです。必要に応じてかかりつけの先生を受診するようにして下さい。
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