|
|
 一般的に精子濃度が精液1ml中に2000万未満のものを乏精子症といいます。この場合、人工授精などの方法では妊娠する確率が極めて低いため、体外受精の適応となります。その中でも、正常な運動精子濃度が1ml中に100万以下だと通常の体外受精での受精率は極めて低くなるので、顕微授精を行うことが多いようです。また、精子は体調によってもかなり変動するため、数回検査することが望ましいと考えられています。また、採卵当日にかぎってご主人の調子が悪く、顕微授精を行う必要も出てくる場合もありえます。顕微授精の妊娠率は一般的には体外受精の妊娠率と変わらないといわれており、全国的に平均すると、１回あたりの体外受精／顕微授精の妊娠率（採卵周期あたり）は、21.7%／20.2％（平成１３年日本産科婦人科学会調査）です。この確率はすべての不妊の方の平均ですので、女性側の不妊因子や年齢によってかなり異なると考えてください。 |
現在不妊のため、専門の病院に通院中です。徐々に検査を進めていますが、今のところ私（女性）は特に問題ないようです。主人の精子の検査の結果、かなり結果が悪く、顕微授精しかないと先生に言われました。顕微授精はどれくらいの確率で妊娠できるのでしょうか？