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 他の地域からおいでになり、名古屋で治療を行うには情報が必要ですね。体外受精の成功率についてはどのようにはじき出された数字かを把握する必要があります。施行数が多いことが、直接成功率が高いことにはつながりません。妊娠した率、出産まで至った率、そして何よりも、どのような患者さんを対象に行ったかで変化します。体外受精は技術的に安定した医療に到達したからこそ、多くの医療機関で行われるようになったともいえるのです。したがって、少なくとも体外受精をコンスタントに行っている病院での実質的な成功率は、仮に各病院の患者さんの条件が同じならそれほど大きく変化はないとも言われています。ただ、愛知県では得意とする細かい専門分野が不妊治療医療機関ごとにかなり個性的になってきている傾向があるようです。そういう意味ではどこも同じでないし、どこが優れているともいえないのです。既にあなた方ご夫婦が、体外受精でなければ妊娠成立が極めて困難と診断されているのであれば、どうぞ愛知県不妊専門相談センターにご相談ください。県内の不妊治療医療機関から、一定の情報を集めてありますので、それに従って公開できる情報を提供いたします。ただし、愛知県不妊専門相談センターは特定の医療機関を利するものであってはいけないので、公平性の立場から必ず２つ以上の医療機関を提示させていただくこととしております。年齢については、３５歳頃から年を重ねるごとに無事に出産に至る確率は徐々に低くなっていきます。早いほうが良いのですが、個人差もあります。３５歳以上で初めて妊娠した場合、不妊治療を経て妊娠したか否かに関係なく、ある意味ですべてが母児にとってハイリスク妊娠となることも、それほど先のことではありませんから問題意識を持ち、産婦人科医に相談しておかれると良いでしょう。 |
転勤で名古屋に来ました。体外受精の成功率の高い病院を教えてください。施行数が多いのは成功率が高いとみていいのでしょうか。３５歳以上のリスクを教えてください。