糖尿病・内分泌内科学
有馬 寛

糖尿病・内分泌内科学講座の沿革

 当科は平成15年に旧第一内科第5研究室と旧第三内科糖尿病研究室が合併し、糖尿病・内分泌内科(代謝病態内科学分野)として発足しました。また、旧第二内科第5研究室の糖尿病臨床を行っていた先生方にも参加して頂きました。伝統的に東海地区の糖尿病・内分泌の臨床・研究をリードしてきた研究室を母体として現在更なる発展を目指しています。

糖尿病・内分泌内科学講座の体制 (平成27年8月1日現在)

 平成27年8月より有馬寛教授の指導体制の下、合計9名の教員に加え、医員6名、客員研究者1名、大学院生15名の総数31名で構成されています。専門領域は糖尿病をはじめ脂質異常症、高尿酸血症、肥満症などの代謝疾患・生活習慣病と、視床下部・下垂体、甲状腺、副甲状腺、膵臓、副腎、性腺などの内分泌腺に発生する疾患です。糖尿病専門医12名、糖尿病指導医4名、内分泌専門医13名、内分泌指導医5名、肥満症専門医2名、肥満症指導医1名および甲状腺専門医3名を有し、外来診療は毎日5診、入院病床数22床で診療を行っています。
 また、愛知県を中心に35の関連施設病院と臨床や研究で連携し、東海地区の糖尿病・内分泌領域の医療を牽引する役割を担っています。

糖尿病・内分泌内科学講座の方針と特徴

 当科は東海地方での教育・研究・臨床の主導的役割を担っていく事が求められています。各分野の最先端で活躍する教員が揃っており、糖尿病・内分泌内科領域で日本国内・国外へ積極的に発信しています。
 入局される先生方に対しては、医学教育と糖尿病・内分泌専門医の育成に力を注いでいます。当科は数多くの関連病院と協力し、東海地区の糖尿病・内分泌の臨床を長年支えてきました。急増する糖尿病と多種多様なホルモン異常症とを扱う当診療科では、幅広い知識と豊富な臨床経験が求められますが、当科と関連施設では、多数の症例を通して各種病態を体系的に学ぶことができるシステムを提供しています。また、若手医師を対象に「内分泌専門医養成セミナー」を開催し、専門領域のスキルアップを図ると共に、同年代の先生方との交流を深める会として、数多くの先生方に参加していただいております。
 研修終了後の進路は幅広い選択肢を用意しています。そのひとつは、大学院の博士課程に進学し、研究を通して新たな知見の積み重ねに貢献して頂くものです。当科では内分泌学・糖尿病学分野において世界レベルの研究が行われており、先生方の研究をサポートします。卒業後は、関連病院に赴任して臨床に邁進して頂く方法もありますし、研究継続を希望される方には、国内・国外への留学ができるように可能な限りバックアップしています。研修終了後のその他の選択肢として、大学の臨床医員として帰局し臨床を更に深めていただくことも可能です。乳腺内分泌外科、脳外科などの他の診療科との密接に連携をとっており、診断から治療まで大学病院ならではの多くの症例を経験することができます。
 毎年多くの女性医師が当科に入局されているのも特徴の一つです。仕事と出産・育児との両立ができるように可能な限り医局としてバックアップしています。例えば、常勤医師としての勤務が困難な期間は、一時的に非常勤医師として外来を担当していただくなどの方法があります。こうすることで臨床から離れる期間が最小限となり、その後時間に余裕ができた際に常勤医師としての勤務に戻りやすくなります。
 このように当科では、入局された先生方が幅広い分野で活躍できるように配慮しています。各方面で活躍している同門の先生と一緒に世界をリードする臨床・研究を進めていきましょう。