血液・腫瘍内科学
清井 仁

血液・腫瘍内科学教室のミッション

血液・腫瘍内科学教室では、血液疾患の病態解明から新しい診断・治療法の開発を行うとともに、新たなEBMの確立につながる質の高い臨床試験を推進することを目標としています。造血障害、造血器腫瘍、凝固異常症・血栓症、分子標的治療、移植・再生医療、免疫・細胞療法など幅広いテーマの研究に日夜取り組んでいますが、全てベッドサイドに還元することを最終目標としています。附属病院では、「血液内科」として全ての血液疾患の診療に積極的に取り組み、全ての患者さん・ご家族に満足して戴ける安全かつ最高レベルの医療を提供します。卒後教育では卓越した血液臨床医、血液学分野に広く貢献できるPhysician-Scientistの育成のみならず、臨床腫瘍、輸血・細胞治療、感染・免疫、臨床疫学、トランスレーショナルリサーチなどでも活躍できる多様な人材の育成を目指します。

教室の陣容

 現在は教員9名(教授1名、准教授1名、講師2名、助教2名、病院助教2名、高等研究院特任講師1名)、医員6名、大学院生11名の26名が在籍しています。一部の診療や研究については、輸血部、化学療法部、さらに保健学科や、連携大学院である愛知県がんセンター、名古屋医療センターとも連携して行っています。これまで教室から多くの人材が輩出しており、東海地区の拠点病院を中心に、全国の大学や研究所などでも活躍中です。また、海外・国内留学も積極的に勧めており、現在は米国に4名、国内研究機関に3名が留学しています。

キャリアプラン

 初期研修2年を終え、血液内科・腫瘍内科・造血幹細胞移植の修得を志す医師を対象に、大学病院あるいは専門病院での専門研修プログラムを用意しています。卒後2年目に入局し関連病院での専門研修終了後、5-6年目に大学院に入学するという体制を基本としていますが、専門医受験資格取得、学位取得など、各人の目標に基づくカリキュラムを準備します。大学院生は大学病院の診療に加わると同時に、それぞれの指導者の下で研究を開始し、後半期間は研究に専念できる体制となっています。主たる研究領域は、「分子病態」「白血病」「リンパ腫・造血障害」「移植・免疫」「血栓・止血」などですが、領域にこだわらず、横断的かつ協調的に研究が進められています。また、関連企業との産学連携研究も積極的にすすめ、造血器腫瘍に対する新規薬剤開発にも取り組んでいます。卒業後の進路は留学、関連病院への赴任などに分かれますが、相談しながら個別に決定します。関連病院や研究施設などからは常に血液内科専門医、研究者の派遣が求められています。多くの入局者を切望しています。また、修士課程も開設しており、薬学部、工学部、保健学科出身の学生を受け入れています。当教室では、研究あるいは臨床の中核となって頂ける博士課程、修士課程大学院生を、出身大学や経験は問わず募集しています。研究室はいつでも見学できますので、気軽に医局長に連絡ください。