|
史料名 |
渋沢元治 『我等の學園』 |
元号 |
昭和18 |
西暦 |
1943 |
内容 |
渋沢元治(しぶさわ もとじ 1876-1975)は、名古屋帝国大学の初代総長(1939-1946)です。
昭和17年(1942年)、工場労働者の増加と戦時下により、学生の下宿が不足したため、大学で空き家を借り入れ、学生寮として十数名の学生を入寮させました。
この寮は、渋沢総長により「菁々寮(せいせいりょう)」と名づけられ、総長直筆の書(「進吾往也」、「園日渉以成趣」)が掲げられました。「菁々寮」内では、総長と学生との、豚鍋をつつき合う懇談会が開催されました。学生により総長懇談会と名づけられ、7月まで十数回開かれ、のべ二百名あまりの学生が参加しました。翌18年からは、本部会議室で開催されるようになり、その内容を書いた『我等の学園』を学生に配付し、懇談会で説明、補足を行いました。
我等の學園||ワレラ ノ ガクエン [名古屋] : [名古屋帝國大學] , [1943?] 18p, 図版1枚 ; 18cm
巻末に名古屋帝國大學要覽・名古屋帝國大學新敷地並建物配置圖(昭和18年10月現在)が折り込みであり
昭和18年6月總長懇談會における懇話
裏表紙に代謄寫とあり |
形態 |
18p, 図版1枚 ; 縦18.1cm×横12.6cm |
区分 |
図書 |
近代医学黎明デジタルアーカイブ トップへ戻る
|