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国家総動員法は、昭和13年(1938年)4月公布、5月施行された法律です。
日中戦争に際し、国防目的達成のため、国内の人的、物的資源を統制、運用することを目的とし、労務、資金、物資、物価、企業、運輸、貿易などについて統制の権限を政府に与えたものです。これに基づき、国民徴用令、国民職業能力申告令、価格等統制令、生活必需物資統制令、新聞紙等掲載制限令その他の統制法規が作られ、昭和16年3月大幅な改正が行われて罰則なども強化されました。太平洋戦争に突入すると、その適用は拡大されて、国民生活を全面的に拘束しました。昭和21年4月1日に廃止されました。
この冊子は、名古屋医科大学配属将校から配付されたものです。
國家總動員法||コッカ ソウドウインホウ [名古屋] : 名古屋醫科大学配屬將校 , [1938] 11p ; 22cm |