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史料名 |
北里柴三郎講述 『傳染病豫防撲滅法 通俗傳染病叢書 第壹編』 |
元号 |
明治44 |
西暦 |
1911 |
内容 |
この叢書の発行について、北里柴三郎(きたざと しばさぶろう 1852-1931)は、次のように述べています。「欧羅巴殊に独逸あたりでは、医事衛生のことに関する、通俗的の書物が多く出版になって居て(中略)...伝染病は多くの病気の中でも、中流以下の人に最も多く蔓延して(中略)...其の予防法の如きは、上流社会の学問知識のある人ばかり知って居たところで到底充分なる成績の挙るものでありません、殊に膓窒扶斯、赤痢、肺結核の如きは、下等社会の貧民窟に、最も多く流行するものであるから、中流以下の人々が、能く其の予防法や撲滅法を心得て居てこそ、公衆衛生の道も次第に発達の域に進む(中略)...通俗平易に説く事は最も必要とする処で、是れは又学者のなすべき当然の任務であると信じます。」 |
形態 |
4, 9, 214p : 図版 ; 縦22cm×横15cm |
区分 |
図書 |
図録ページ |
227 |
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