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奈良坂源一郎(ならさか げんいちろう 1854-1934)は、宮城県矢本町に仙台藩士の子として生まれました。子供のころに肩を損傷して右腕がほとんど使えなかったため、臨床をあきらめて基礎医学である解剖学に専心したと言われています。
後藤新平に招かれ、明治14年(1881年)、愛知医学校の解剖学、生理学、組織学の教諭として赴任し、40年間、教鞭をとりました。
平成17年(2005年)に名古屋大学博物館が編集した『奈良坂源一郎 蟲魚圖譜』が、同大医学部第一外科同心会から発行されました。
この絵葉書は、明治39年10月20日に「祝賀在職25年記念」として発行されたものです。 |