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愛知県知多半島の大野(千鳥ケ浜)では、江戸時代に病気治療のために「潮湯治」が行われていたことが「尾張名所図会」などにより知られています。
後藤新平(ごとう しんぺい 1857-1929)は、海水浴の医学的な効果に注目し、近代的な海水浴の普及に努め、明治14年(1881年)、大野に海水浴場を開設し、明治15年には、日本で最初の海水浴啓蒙書といわれる「海水功用論」を出版しました。
「大野海水浴法一班」には、「当海水浴場ハ明治十四年夏内務省三等技師後藤新平君(当時愛知病院長)実地御検査有リ 同十五年夏内務省衛生局長長与専斎君及後藤技師実地御検査相成大ニ称賛シ玉ヘリ」とあります。
大野海水浴法一班 [大野町 (愛知県)] : 尾張國知多郡大野海水浴場御休憩所二ノ宮支店 半田町 (愛知県) : 竹倉(印行) , [18--] |