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伊藤圭介(いとう けいすけ 1803-1901)は、尾張の医家に生まれ、本草学者の水谷豊文(みずたに ほうぶん 1779―1833)に博物学を学び、長崎でシーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold 1796―1866)にも師事しました。
伊藤は、石井隆庵(いしい りゅうあん 1811-1884)、中島三伯と連署して、洋医学校を名古屋にも設立すべきことを名古屋藩に建議し、1871年(明治4年)、名古屋大学の前身となる仮病院、仮医学校が開設されました。
本書は、いろは順に編集した植物図説で、イハハゼから、イブキジャカウサウまで、各丁に図と和名、学名、産地、説明などが記載されています。続編は発行されていません。
日本植物圖説 / 伊藤圭介著. [出版地不明] : 花繞書屋 , 1874 |