1873年 ヨングハンス契約状

ヨングハンス契約状 画像1 ヨングハンス契約状 画像2 ヨングハンス契約状 画像3 ヨングハンス契約状 画像4 ヨングハンス契約状 画像5 ヨングハンス契約状 画像6
史料名 ヨングハンス契約状
元号 明治6
西暦 1873
内容 明治6年(1873年)5月、西本願寺別院に再興された病院は、佐賀県好生館病院教師を退任したばかりのドイツ系アメリカ人ヨングハンス(Junghans, T. H. 日本語表記は雍翰斯)を3年契約で教師に迎えました。名古屋大学の最初のお雇い外国人教師です。生没年、フルネーム、出身学校、取得学位など、すべて不明で、写真も残されていません。 しかし、病院における診療、医学講習場での講義、解剖の公開等、ヨングハンスが果たした役割は大きく、明治7年9月、愛知県病院において、本邦初といわれる左脚火傷患者の皮膚移植手術を行って世人を瞠目させました。患者の弟が左臂(ひじ)の皮膚を提供しました。 1876年4月、ヨングハンス、足立盛至、鈴木宗泰の雇用任期が終わり、酬労として、ヨングハンスに七宝焼き花瓶一対と金150円。足立、鈴木両氏に金20円を贈りました。 愛知県人民病院幹事の肩書で永井松右衛門がヨングハンスとの契約書に署名しています。 「愛知県管下永井松右衛門 合衆国医士ヨンクハンス氏と取結条約文」
形態 文書 5丁(7ページ) 縦 32.5cm×横 22.9cm
区分 文書

近代医学黎明デジタルアーカイブ
トップへ戻る