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史料名 |
[華岡青洲著]『春林軒禁方録』 |
元号 |
? |
西暦 |
1--- |
内容 |
華岡青洲(1760-1835)は、紀伊国(きいのくに)那賀郡(なかぐん)名手荘(なてのしょう)(現 和歌山県紀の川市名手(なて))に村医 華岡直道の長男として生まれました。春林軒は、青洲の住居兼病院・医学校です。吉益南涯(よしますなんがい)(1750-1813)に古医方を、大和見立(やまとけんりゅう)(1749-1827)にオランダのカスパル流外科を学びました。また、麻酔薬の研究をし、諸方の薬方を集め『禁方録』などにまとめました。
青洲の開発した麻酔薬「通仙散(つうせんさん)」は、曼陀羅華(まんだらげ)(朝鮮朝顔)を主剤とするもので、ヨーロッパの薬方に採用されていることを知り、中国医書を参考に改良を加えたものです。1804年(文化元年)、世界で初めて、全身麻酔により、乳癌摘出手術に成功しました。 |
形態 |
[1, 72] 丁 ; 24cm |
区分 |
図書 |
図録ページ |
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