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明和8年(1771年)、杉田玄白(すぎた げんぱく 1733-1817)、前野良沢(まえの りょうたく 1723-1803)、中川淳庵(なかがわ じゅんあん 1739-1786)らは、江戸小塚原の刑場で行われた刑死体の腑分けを参観し、この時に持参した解剖書の正確さに感嘆し、翻訳を始めました。
この解剖書は、ドイツ人医師ヨハン・アダム・クルムス(Johann Adam Kulmus 1689-1745)の医学書"Anatomische Tabellen"『解剖図表』(1722年)のオランダ語訳”Ontleedkundige Tafelen” (1734年)の第2版です。
『解体新書』(かいたいしんしょ)は、序と解体図1巻、本文4巻からなります。
解体新書 / [与般亜単闕児武思撰] ; 杉田玄白翼訳,中川淳庵鱗校,石川玄常世通参,桂川甫周世民閲. 東武 : 須原屋市兵衛 , 1774 |