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史料名 |
吉益爲則 撰 中邨貞治 校 『類聚方』 |
元号 |
宝暦13 |
西暦 |
1763 |
内容 |
吉益東洞(よします とうどう 1702-1773)は、名は為則(ためのり)、通称は周助、東洞は号です。
『類聚方(るいじゅほう)』は、古方(古医方)派である東洞の代表作で、1万部を売り、さらに版を重ね、後世の漢方医学に大きな影響を与えました。
東洞は、張仲景(ちょう ちゅうけい 150-219)の『傷寒論(しょうかんろん)』、『金匱要略(きんきようりゃく)』を重視しましたが、『傷寒論』における急性の熱性疾患を経過や病気の進行で分類する三陰三陽論(陽病を太陽、少陽、陽明、陰病を太陰、少陰、厥陰に分ける)ではなく、東洞自身が汎用した薬方約200と、経験していないが重要だとする18方を選び出して、処方別に組み替えて『類聚方』を作りました。各条文の後に「為則按(評語)」として東洞の意見を書いています。
類聚方 / 吉益爲則撰 ; 中邨貞治子亨校.[出版地不明] : [出版者不明] , 寳暦13 [1763] 序 |
形態 |
7, 5, 2, 8, 114, 2丁 ; 縦17cm×横10cm |
区分 |
図書 |
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