1750年 経絡人形

経絡人形 画像1
史料名 経絡人形
元号 江戸
西暦 1750
内容 経絡人形は、経絡(経は動脈、絡は静脈)・経穴(けいけつ つぼ)を書き込んだ人体模型です。11世紀頃、中国で銅製の模型として鋳造され、日本では、江戸中期から紙や木で作られ、漢方医学に利用されました。銅人形とも呼ばれています。 この人形は、1981年(昭和56年)9月、解剖学教室図書室の整理移転を行った際、発見されました。1982年3月20日に解剖学教授 酒井恒(さかい ひさし 1928-2008)が、日本医史学会事務局(東京)に持参し、鑑定を受けました。小川鼎三(おがわ ていぞう 1901-1984)と酒井シヅ(さかい しづ 1935- )によると、由来は不詳であるが江戸時代の作であろうとのことでした。さらに経絡を書き込む以前の人形ですが、経絡が記入されていないことは珍しいとされます。
形態 人形 高さ(台座とも) 72cm
区分 医療器具など

近代医学黎明デジタルアーカイブ
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