「はじめての放射線実習」ご案内 ー 身近な放射線を見てみませんか ー

名古屋大学、特に附属病院では多くの放射線発生装置や放射性物質が利用されておりますが、 実は自然界にも放射性物質は存在しています。 この何処にでも存在する放射性物質を実際に捕集して霧箱で観察したり、 放射線測定機器を用いて放射線の知識と放射線防護の方法を 体験していただける実習を開催しております。 この実習を通して、 放射線の基礎をイメージで学ぶことが出来ます。 放射線をイメージで理解出来れば、身になり忘れることはありません。 さらには、 放射線に対する不安を無くし、安全に勤務できることにもつながります。

本実習は、放射線の基礎を自主的に学びたい方を対象にしますので、 受講を希望される方は、下記の要領でお申し込みください。

開催日時: ご希望の日時(ただし、当センターの都合に合う日時) 

所領時間: 90分

開催場所: 医系研究棟3号館1階 アイソトープ総合センター分館

対象者: 名古屋大学に籍がある者(ただし附属病院の方を優先します)の2名以上6名以下のグループ

申込受付期間: 随時

参加申込方法: グループの代表者が下記の内容をE-mailで、 Med-kanric@med.nagoya-u.ac.jp まで送って下さい。

・件名:はじめての放射線実習参加希望
・参加希望者の方全員の職名と氏名
・代表者の方の連絡用E-mailアドレス
・開催希望日時(3つほどあげて下さい。時間外に希望される場合は、平日に限り19時まで対応可能です)

※受講者の決定について より積極的に学びたい方が受講出来るように、 先着順に決めさせていただきます。 ただし、附属病院、特に看護職の方は他の職種の方よりも優先いたします。 受講決定者の方には受講票をE-mailでお送りします。

 

【この講習会の開催を企画した理由】 本講習会の講師である中村が、日本アイソトープ協会協賛の看護教員・看護職のための放射線教育研修会を受講したところ、 それは熱心に看護職の方々が手弁当で参加されていたことに感銘を受けたことによります。 本講習の内容は、その研修を元に極極基本的なことに絞り、 実習によってイメージで放射線を理解出来るように工夫しました。 放射線は苦手で「放射能と放射線の違いは良く分からない」方から、 「単に霧箱で身近な放射線を見てみたい」方など、 放射線のことを積極的に学んでみたいとお考えの方の参加をお待ちしております。

【霧箱(きりばこ、英語:cloud chamber)とは】 1897年にチャールズ・ウィルソンが発明した装置。 目には見えない放射線を、 放射線の飛んだ跡を可視化することにより観察する装置です。 (本実習では、本格的な霧箱とご自身でセットしていただく簡易的な霧箱の両方を使用します)





問い合わせ先
アイソトープセンター分館管理室   
(内線2409, E-mail: Med-kanric@med.nagoya-u.ac.jp