留学者同窓会組織「フロンティア会」

フロンティア会は、留学した学生達が声を掛け合い、当時室長であった伊藤勝基先生の元で1998年に設立されました。学生主体の同窓会組織として情報共有と後進育成を目的とし、現在まで20年以上に渡り名古屋大学医学部から臨床留学した先生方の情報や思いを共有する場として活動が続いています。

代表幹事のご紹介とごあいさつ


田中真己人先生 藤田医科大学 小児科 講師

2016年4月 - 現在 藤田医科大学 小児科 講師
2014年4月 - 現在 名古屋大学医学部 国際医学教育学 臨床講師
2014年4月 - 2016年3月 春日井市民病院 小児科 部長
2012年4月 - 2014年3月 春日井市民病院 小児科 医長
2011年6月 - 2012年3月 名古屋大学病院 小児科 医員
2007年10月 - 2011年5月 ダナ・ファーバー癌研究所 腫瘍内科学 ポスドク研究フェロー
2007年4月 - 2007年9月 岐阜社会保険病院 小児科 医員
2002年10月 - 2003年9月 国立病院機構 名古屋医療センター 小児科 厚生労働技官
2002年4月 - 2002年9月 名古屋大学病院 小児科 医員
2001年4月 - 2002年3月 名古屋第一赤十字病院 小児科 医員
1999年4月 - 2001年3月 名古屋第一赤十字病院 臨床研修センター 臨床研修医師
1999年 名古屋大学医学部卒業

田中先生は、医学部在学中にハーバード大学へ臨床留学されました。在学中に、留学経験者が情報共有できる場があればと考え、同窓会組織「Frontier会」を設立されました。医学部卒業後、小児科を専門として地域病院にて臨床の研鑽を積み、2007年よりかねてから念願であった米国への再留学を実現されました。帰国後、アメリカの教育病院での指導体制や教育内容に感銘を受けた経験を活かし、学内の医学教育に提言することを行ったり、また、これらの経験を後進に伝えるため、英語による診察方法や、カルテ記載方法などの講義を留学予定者向けに行っています。田中先生は、現在、藤田医科大学小児科学の講師として、小児血液腫瘍を専門として現在ご活躍されております。

表敬訪問申込手続き

表敬に必要な手続きについて、先方担当者とのやり取り、そして受入に必要な書類の準備などを行います。
ご希望の場合は、国際連携室代表アドレスよりご連絡ください。
E-mail: international@med.nagoya-u.ac.jp

必要書類の発行手続き

必要な場合は、本学から公式の書類を発行する手続きを行います。

表敬訪問対応

海外関係機関からの施設見学に関する要望に対して、国際連携室で受入対応を行います。


2023年


ノースカロライナ大学チャペルヒル校副学長一行の表敬訪問について

2023年12月12日(火)、本学の協定校である米国ノースカロライナ大学チャペルヒル校の副学長一行が本学を訪問されました。ご訪問されたのは、同大学バーバラ・ステファンソン国際担当副学長、研究担当学長補佐ドン・ハバート先生、同大学が進めているREADDI事業のCEOであるジェームス・ローゼン先生、同大学バイオエンジニアリング教授であるコージ・ソデ先生、また同国際担当のカレブ・キング様です。本学では、本学杉山総長ならびに門松副総長等執行部の先生方、医学部関係者と協議を行いました。今回の訪問の目的として双方の関心が一致する分野で双方の強みを活かして研究協力を推進できる分野を発掘したいとのことで、次の分野を中心に議論を行いました。

Climate change
Aging populations
Care and support of aging persons (medical, clinical, therapeutic, etc).
Pandemic preparedness
Cancer and neurology
RNA drug discovery
Translational research in Japan (how the relationship works between research discovery and industry)

午前中は東山キャンパスで杉山総長、門松副総長を中心に懇談とランチミーティングを行い、全学レベルでの両大学間の今後の発展について協議を行いました。その後、医学部に移動し、医学部長木村宏先生や各科教授の先生方との研究に関する協議を行いました。協議の中では、各専門科の先生方から研究に関するプレゼンテーションが行われ、今後の共同研究の可能性について協議を行いました。またその後は若手研究者や博士研究員を対象とした客員研究員プログラムについて、今後の同プログラムの継続について協議を行いました。また同大学を本学職員が訪問することなどについて情報交換を行い、今後の協力の継続について一致いたしました。新型コロナウイルスの発生により日米間の交流は停滞していましたが、このような機会をきっかけに両大学間の活動が再興して交流が復活し、今後さらに発展することを期待しております。

ニュージーランド大使館商務部Zea Rose様 表敬訪問について

2023年11月17日(木曜日)、ニュージーランド大使館商務部Zea Rose様が本学医学部長を表敬訪問されました。本学GMC推進機構 横井幸生先生のご紹介で、ニュージーランド大使館商務部Zea Rose様がニュージーランドの研究機関との共同研究の可能性について協議を行うためご訪問されました。本学医学部長木村宏先生方と情報交換を行い、Auckland UniservicesやBrain Bankといった、同国が進める最先端の事業との共同研究の可能性について協議を行いました。本学とニュージーランドとはこれまであまり深い交流が無く、今回が初めての情報交換の機会となりました。同国との関係構築のため、本学としても今後協議を進めてまいりたいと考えております。

西オーストラリア大学副学長の医学部表敬訪問について

2024年1月23日水曜日、本学協定大学の一つである西オーストラリア大学のTim COLMER副学長 (Senior Deputy Vice-Chancellor)が本学をご訪問され、医学部長木村宏先生を表敬訪問されました。西オーストラリア大学と本学は、2015年に教官、科学者及び研究者や学生の交流を主たる目的として大学間学術交流協定、学生交換に関する覚書に同意し正式に締結しております。一方で、同大学医学部と本学医学部の学部間で2016年に学生交換協定を締結し、両大学間での交流を開始しました。臨床実習を目的としたものであり、両大学の学生は受入大学の病院で臨床実習を行うものであります。2023年度までに本学より6名の学生が同大学へ留学し、同大学より16名の学生が本学に留学しております。同大学との関係は大変深く、今回の訪問では今後の交流の継続と、共同研究の可能性について協議を行いました。今後も継続して協力関係を維持することで一致し、今後の両大学の発展のため協議を続けることで合意いたしました。


2019年


2019年1月28日 モンゴル国立医科大学から来訪

モンゴル国立医科大学から来訪者がありました。Tsolmon Jadamba 学長とAmarsaikhan Bazar教授が本学をご訪問され、松尾清一総長とご面談されました。本学とモンゴル国立医科大学は学術交流協定を締結しており、これまで医療行政学・ヤングリーダーズプログラムの濵島信之教授が中心となり交流を進めて参りました。両機関の学長が今後の交流について直接協議を行いました。

2019年8月7日 中国科技大学関係者が来訪

中国科技大学関係者が来訪されました。この度、瞿昆教授(QU Kun,国際合作与交流部部長、生命科学学院教授)ら4名の先生方本学をご訪問され、生命科学・医学の交流の可能性について協議をいたしました。中国科技大学は医学部、附属病院を新設し、今後のさらなる発展のため国際交流や国際連携を協力に推進するとのことでした。本学と同大学との関係は非常に活発で、本学の松尾清一総長も先方大学をご訪問され今後の協力について協議をされていました。今回は、そのご訪問を受けて、実務者レベルでの話し合いということで、医学部に直接お越しになり、今後の取り組みについて話し合いを行いました。今後、両機関は交流実施に向けて協議を続けることで合意いたしました。

2019年5月23日 タイ・バンコク病院関係者が来訪

タイ・バンコク病院関係者が来訪されました。この度、RATAPONG AMBHANWONG副病院長、TANIN OSOTCHAROENPHOL副病院長ら12名が本学をご訪問されました。今回のご訪問では、小寺新附属病院長への表敬と実地臨床業務の最善化に関する情報交換を目的とのことでした。病院長とのご面談の後、本学附属病院のシステムについてご説明がありました。その後、病院施設のご見学ということで、リハビリテーション部、薬剤部、産科病棟、放射線部やオペ室など、多くの施設をご覧いただきました。今回の参加者は病院内で看護士や医療従事者を統括する責任者の方々であり、今回のご訪問ではそのような方々の教育の一環として本学施設をご覧いただく機会となりました。本学職員の中には、バンコク病院での研修に参加した職員もおり、双方向の交流が実現した素晴らしい機会となりました。今後もこのような双方向の交流が続けられるよう両機関の関係強化に努めたいと考えております。

2019年5月20日 国立ソウル大学附属病院関係者が来訪

国立ソウル大学附属病院関係者が来訪されました。この度、ソウル国立大学附属病院病院長、Yon Su Kim先生と同病院小児科教授、Han-Suk Kim先生ら10名の先生方が本学をご訪問されました。Yon Su Kim先生のご専門は腎臓内科学で、これまで松尾清一総長とも同じ研究分野ということで協力関係を構築されていました。この度のご訪問では、同大学における新しいシミュレーション教育施設の新設に向けて情報交換を行いたいとのご希望があり、本学シミュレーション施設の見学を行いました。同施設責任者の藤原道隆准教授より施設のご紹介と看護部で行っているシミュレーション教育について藤井晃子看護部長よりご説明がありました。また、本学の病態内科学腎臓内科教授、丸山彰一先生らとの意見交換と総長表敬を行いました。短い時間ではありましたが、多くの先生方とのご面談が行われ、有意義な情報交換が行われました。ソウル国立大学と本学との交流はこれまでも大変活発に行われており、今後もこのような交流をきっかけにさらに発展することを期待しています。

2019年7月18日 高麗大学医学部関係者が来訪

高麗大学医学部関係者が来訪しました。この度、Hong Sik Lee高麗大学医学部長と同大学医学部の複数の教授が本学をご訪問されました。高麗大学と本学は医学教育に関する国際アライアンスGlobal Alliance of Medical Excellence (GAME)にともに参画しており、世界の有名大学と共に医学教育の発展を目指し協働を推し進めています。今回のご訪問では、両機関の研究者が集い、新たな共同研究の推進を目指しミニシンポジウムを実施いたしました。両大学より研究内容の発表が行われ活発な意見交換が行われました。他に、夕食会や観光も企画され、両大学の理解を深める貴重な機会となりました。このような機会をきっかけに、両機関のさらなる交流の発展が期待されます。

2019年10月21日 英国エジンバラ大学関係者来訪

エジンバラ大学医学部教授のMERCER Stewart先生が本学をご訪問されました。Mercer先生は、本学附属病院総合診療科の名誉教授 伴信太郎先生と長年共同研究を行っておられました。これまで何度か本学をご訪問いただき、多くの情報交換を行ってまいりました。この度は、エジンバラ大学との学生交換実現に向けた話し合いを行い、今後の方針について協議を行いました。エジンバラ大学は世界でも非常に高い評価を受けている大学であり、今後の交流により両機関の発展が非常に期待されます。

2019年10月28日 台湾国立陽明大学附属病院関係者の来訪

台湾国立陽明大学附属病院関係者の来訪がありました。同病院院長 楊純豪先生(消化器外科医師)と副院長 張克昌先生(耳鼻喉科医師)ら17名の医師と看護士の先生方が本学附属病院をご訪問されました。今回、本学附属病院に完成いたしました中央診療棟Bのご見学と日本の集中治療医療に大変ご関心があるということで、同診療棟集中治療室のご見学をし、情報交換を行いました。陽明大学と本学はこれまで学術交流協定を締結しておりませんが、一部科ではすでに研究に関する交流が行われており、今後のさらなる交流に向けた話し合いも行われました。見学では、現場をよくご存じの先生方から多くの質問があり、活発な情報交換が行われました。今後の医療の発展のため、アジアで連携して交流を進めることは大変重要な役割を果たすという認識のもと、今後も継続して連携を推進することで合意いたしました。今後のさらなる交流が期待されます。


2018年


2018年1月23日 モンゴルからYLPへの訪問団に対し院内ツアー

2018年2月26日モンゴル国立医療科学大学から教員二名が来訪されました。Turtogtokh Turboldモンゴル国立医療科学大学ゴビ・アルタイ分校免疫学講師とTudevvanchig Bat-Erdene 同大学Training Department長が本学をご訪問されました。ゴビ・アルタイ分校は2018年9月に施設拡大と校舎の増設、研究室の新設を控えており、本学との関係強化と併せ、本研究科におけるラボ運営を学びたいとのことでこの度ご訪問されました。本学では、医療行政学教授、濵嶋信之先生が本学とヤングリーダーズプログラムのご紹介をされ、本学のプログラムに関する意見交換を行いました。その後、がん免疫学講座の研究室と分析機器部門をご訪問され、最新の研究機器をご見学されました。今後も継続的に意見交換を行うことで合意いたしました。

2018年3月14日、高麗大学(Korea University)関係者が来訪

高麗大学医学部教授 Wooning Sun先生が本学を訪れ、本学国際連携室室長 粕谷英樹教授とご面談されました。本学と高麗大学がともに参加するGlobal Alliance of Medical Excellence (GAME),内での共同教育プログラムの進め方について協議を行いました。今後さらに同プログラムが発展できるよう両大学の意思確認が行われ、詳細な内容について議論が行われました。

2018年3月23日 ミュンヘン大学関係者が来訪

ミュンヘン大学関係者が来訪されました。ミュンヘン大学は本学と共にGlobal Alliance of Medical Excellence (GAME)に参加し、医学教育と研究の発展を目指しています。この度、ミュンヘン大学よりProf. Alexander L. Gerbes (Vice Director Dept. of Medicine II, Head Liver Centre Field of Research Acute and chronic liver diseases)とProf. Dr. Angelika Vollmar(Chair of Pharmaceutical Biology and Vice Dean of Faculty of Chemistry and Pharmacy at LMU)が来学し、GAME内での共同教育とミュンヘン大学との共同研究について本学の門松研究科長、大野欽司先生、木山先生方と協議を行いました。その後、薬剤性肝障害の研究について、本学消化器内科学教授、後藤秀実先生との協議が行われ、両機関にとって大変有意義な面談となりました。

2018年7月24日 バンコク病院グループ関係者来訪

今回、タイ最大の貿易港があり、日系をはじめとする国際企業の進出が著しい東部地域(ラヨーン・チョンブリー県周辺)にバンコク病院グループが拠点病院を設置することとなり、日本の産業医学について専門医との意見交換や病院のシステムを勉強を希望され、本学附属病院をご訪問されました。Dr.Kongkiat Kespechara (CEO Group3 ( Eastern region group))そしてDr.Jaruwat Chaikwampein (Deputy CEO Group3 & Bangkok Rayong (BRH) Hospital Director)ら計10名がご訪問されました。本学を代表して、粕谷教授が参加され、産業医の役割や日本の現状に関する講義などを行いました。その後、病院見学を行い、本学の主要施設を見学されました。タイには多くの日系企業が進出し、日本人駐在員やタイ人労働者など多くの方が働かれています。現在、そのような企業では、日本式の安全で安心できる労働環境の整備が必要不可欠であり、また、そのために産業医といった特別な医療制度の確立が急務となっています。今回の情報交換により少しでもタイの労働環境の改善が行われることを願っています。

2018年7月25日 オーストリア大使館商務部(Advantage Austria Tokyo, AAT)との調印式

名古屋大学医学部附属病院とオーストリア大使館商務部(Advantage Austria Tokyo, AAT)は7月25日、「革新的薬剤の共同開発に向けた戦略的パートナーシップに関する基本合意書」を締結しました。ATTはオ-ストリア連邦産業院の一機関で、日墺間の貿易、投資、経済協力の促進を図ることを目的とされています。今回の合意では日墺共同での医師主導治験、新薬開発を発掘・促進することを目的としています。

当日はAATより代表インゴ・ローシュミット氏とアーノルド・アカラー氏が来院され、石黒直樹病院長、髙橋義行小児科教授らと両国の薬剤開発研究の現状や今後の抱負などについて意見交換した後、先端医療・臨床研究支援センターなどを視察されました

2018年10月15日 タシケント歯科大学の来訪

タシケント歯科大学の来訪 本学医療行政学・ヤングリーダーズプログラム前教授、現東海中央病院病院長である坂本純一先生のご紹介で、ウズベキスタン・タシケント歯科大学の関係者が本学を来訪されました。同大学のRizaev Jasur教授と国際交流部のJavokhir先生が本学をご訪問され、歯科・口腔外科分野での協力関係構築について協議を行いました。この大学は2年前に新設された新しい大学ということで、今後国際的な協力関係を開拓し、今後のウズベキスタンの歯科医療の発展を担うという目標を掲げておられ、今後の益々の発展が期待されます。

2018年11月26日 香港中文大学医学部長 来訪

香港中文大学医学部医学部長・教授 Francis K.L.Chan先生が本学をご訪問されました。Francis先生は、国際医学教育学術アライアンス(GAME−Global Alliance of Medical Excellence)の代表として同アライアンスのとりまとめを行っておられます。この度、アライアンスメンバーである本学にご訪問され、本学研究科長門松健治先生との面談で今後のGAMEの方針について意見交換を行いました。その後、本学にて特別講義を行って頂き、多くの学生や先生方がご参加されました。今後も両大学の見解強化に努め、同アライアンスの発展に寄与したいと考えています。

2018年11月20日 台湾大学 小児科の来訪

台湾大学 小児科の来訪 この度、国立台湾大学小児科の医師や看護士ら15名が本学を来訪されました。本学小児科学教授 髙橋 義行先生のご協力をいただき外来棟、入院病棟、化学療法室や研究室などを見学されました。その後、医師と看護師はそれぞれ分かれて、看護士は本学附属病院看護部の方々と、そして医師の先生方は本学小児科名誉教授 小島 勢二先生と意見交換を行いました。それぞれ専門性の高い内容について、活発に議論が行われ、理解を深めました.今後も継続的にこのような意見交換を行い小児科分野の発展のため両機関が協力することで合意いたしました。