病院からのお知らせ

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カルテに記載した検査結果のフォロー情報に対応せず、 肺癌の診断・治療が5年9か月遅れ、死亡した事例について

                                                   令和2年2月19日

  名古屋大学医学部附属病院(以下「当院」という)において、患者に対し2011年11月に行った胸部CT検査の画像診断レポートを、主治医が確認はしたが、適切な対応をせず、肺癌の進行を許し、死亡した事例が発生しました。患者は肺癌と診断された後、治療を受けておりましたが、2020年3月に死亡しました。

 本事例について、当院の診療行為が不適切であったと考え、2021年2月12日に患者ご遺族に対し説明を行い、併せて謝罪と共に賠償の約束をいたしました。このたび、ご遺族のご許可をいただきましたので、調査報告書の概要を示し、本事例の経緯等について皆様にご報告申し上げます。

 患者さんのご遺族にあらためて謝罪申し上げるとともに,上記調査報告書において示された提言を真摯に受け止め,再発防止に職員一丸となって取り組む所存です。

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    当事例は2017年9月8日に当院医療の質・安全管理部に報告され、2017年10月16日及び2019年9月2日に開催された「臨時医療の質向上と安全推進委員会」(委員長:長尾能雅副病院長)にて審議されました。

 同委員会は、本事例の治療経過に関し、さらなる調査・検証が必要と判断、事例調査委員会の設置を病院長に進言しました。これを受け小寺泰弘病院長は、複数の外部専門家を主体とする事例調査委員会の招集を指示、名大病院から各学会、団体に外部委員の派遣を要請し、本事例調査委員会が設置されました。事例調査委員会は2020年5月1日、6月18日、2020年12月18日~2021年1月4日(メール審議)、2021年1月28日~2月4日(メール審議)の計4回開催され、2021年2月8日に調査報告書を取りまとめました。

調査報告書の概要.pdf