オール名大・オール東海地方型男女医師キャリア支援モデル

「名大病院におけるライフイベントを抱える医師への包括的支援」について

「女性医師のさらなる活躍を応援する懇談会」で提案されたキャリア支援策モデルの結果を受けて、名大病院モデルを策定しました。

■相談窓口の設置

「男女医師キャリア支援相談部門」では、案内業務・相談業務に加え、News letter発行、HPやMLを利用して情報発信を行います。

■医師としての社会的役割・プロフェッショナリズム

  1. ライフイベントにかかる負担軽減:
    個人により、キャリア観、支援背景が異なり、一律の支援では対応が難しい現状があります。
    (1) 職場の理解:勤務緩和制度の周知徹底、他の診療科での取組情報の普及を推進します。
    (2) 保育環境の整備:名古屋大学あすなろ保育園」「病児保育」があります。大学院生は「認可保育所申込に関わる就学・勤務状況申告書」が利用できます。
  2. キャリア形成・維持、モチベーション維持向上
    交流会を開催することで情報交換・経験共有の場を提供し、情報発信、ロールモデル提示の場としても活用し、モチベーションの維持向上に貢献します。

■職場における環境整備

診療科により業務内容・勤務形態の多様性があり、一律の支援策を講じることは難しい現状にあります。

  1. 効果的なキャリア支援策の横展開:院内で利用できる支援策や診療科独自に行われているキャリア支援の共有を推進します。
  2. 経験共有の場の提供:「女性医師の会」等による交流会や同門会を通した情報交換が行われていました。
  3. 勤務体制:医師は変形労働制(教員38.45時間/週、非常勤医員31時間/週)勤務が基本です。
    育児中に利用できる勤務緩和制度として『育児・介護休業法』に定められる「育児短時間制度」、名大病院独自の産後復帰支援策としての『短期非常勤医師制度』があります。その他、診療科の実態に合わせた独自のルール作りや個別対応による勤務緩和が行われていました。各診療科が実態に適した方法を選択して利用することを推進します。
  4. 診療体制の改善:大学病院では医師数が多いため「チーム制」「複数主治医制」を導入することが可能と考えられました。勤務にon-offを付けることで、研究や育児に充てる時間を確保したり、主治医の不在時の対応も容易となります。すでに8割の診療科(33診療科のうち27)で導入されています。
    カンファレンス開催は、一部の診療科で時間内開催、早めの時間に開始する取り組みがなされており、普及推進する。
  5. 多様なキャリアの提示:
    • 研究や教育への従事:大学病院では勤務緩和制度を利用して臨床に従事する以外にも、研究活動や教育活動に従事する選択肢などあり、ライフステージに合わせて勤務を継続することが推奨されます。
    • 通常人事枠外での人員配置:大学病院でのポスト数は限られていることや、地域社会からの医師派遣ニーズが強いことを受けて、一部の診療科では地域貢献とキャリア支援の側面から関連病院における通常人事枠外での医師の派遣の取組みが行われています。医局が主導して通常枠外での非常勤勤務、育児短時間勤務の医師を配置することは、それらの医師への教育の機会を与える目的、常勤職へ復帰する足掛かりとなる目的として重要と考えられます。

以上の取組みにより、名大病院を男女ともに働きやすい職場とすることで、育児中の医師の活躍推進を図り「男女ともに働く職場」モデルとしていくことを目的とします。

お問い合わせ先

〒466-8560 名古屋市昭和区鶴舞町65
名古屋大学医学部附属病院 卒後臨床研修・キャリア形成支援センター 男女医師キャリア支援相談部門
TEL:052-744-1334(病院) 内線:7334
Mail:drcareer◎med.nagoya-u.ac.jp(◎→@ へ変更してお送りください)