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名大医学部公衆衛生学教室の沿革

戦後の医学教育審議会決議をうけ、昭和24年4月に社会医学系講座として創設されました公衆衛生学教室は、開講50年を超える歴史を有しています。初代の野辺地慶三教授の下では感染症の疫学、2代目の古武弥人教授の下ではトリプトファン代謝、3代目の水野宏教授のもとでは小児保健や都市環境問題、4代目の山田信也教授のもとでは産業発展に伴う地域・産業保健などが中心的研究テーマとして取り上げられ、5代目の豊嶋英明教授のもとでは愛知県内の職域を対象とした生活習慣病の予防に関する職域コホート研究に取り組んできました。

「公衆衛生とは」と、多くの公衆衛生に寄与した先駆者たちがその定義について述べています。「公衆衛生とは、組織化された地域・共同社会の意識的な努力を通して、疾病の予防、生命の延長、身体的・精神的健康と能力の増進を図る科学と技術である。その内容は、環境の整備、個人の衛生教育、疾病の早期診断・治療に必要な医療看護サービスの組織化、及びすべての人々に対し健康保持に必要な生活水準を保証する社会機構の展開である。こうした活動は、科学技術や社会的価値観の変化とともに変わっていくが、その最終目標は変わるものではない。公衆衛生とは、病める個人も含めた社会で生活するすべての人々を対象とした、社会的な制度であり、学問であり、実践的活動である。」
 遺伝子研究の進歩、先端医療の伝播や保険制度の改革など、今後、公衆衛生を果たすためには、益々広い視野と知識が必要となります。しかし、いかなる社会状況においても前記の教えを心懸け、新たなる21世紀に向けて、公衆衛生学教室に課せられた課題と責任を果たすべく教室員一同精進いたします。

<同門会長>
山中 克己(現名古屋学芸大学教授 管理栄養学部長/栄養科学研究科長)
<歴代同門会長>
堀田 之

<歴代教授>
第五代 豊嶋 英明(1995-2007)
第四代 山田 信也(1977-1994)
第三代 水野 宏(1963-1976)
第二代 古武 弥人(1958-1963)
初 代 野辺地慶三(1949-1956)

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