学生の皆様へ
在学中の精神医学教育
精神科臨床実習 (6年生対象,選択)
目標
- 入院患者の主治医の一員となることで,責任を持った医療を体験する.患者との面接やその他の交流を通し,患者の心理面に十分配慮した精神医学的な接し方や面接技術を習得する.
- 病棟の諸行事に参加し,コメディカルとの協調性を養い,精神保健福祉法のもとで運用されている精神科病棟の独自な在り方を体験する.
- 外来初診に訪れた患者から予診を取る(医療面接)中で,患者や家族が医療に求めるもの(ニーズ)を知ることと,診断に必要な情報を得て診療の方針を立てること,ニーズと診療の方針をすり合わせることを学ぶ.
- 文献を読み,その内容をまとめて発表する.
- 精神医学に関する研究を体験する.
- 国公立の精神科病院においても実習し,より広い視野で精神科医療の経験を得る.
概要
大学病院での実習期間と国公立の精神科病院での実習期間を作り,それぞれの期間に,指導医の指導を受けつつ,入院患者さんの主治医に加わり,診察を行って,その内容について討議すると共に,病棟行事への参加を通して入院治療の実際に触れます.
また,外来の初診患者さんの予診聴取,診察見学,ならびに再来患者さんの診察見学を行い,討議することにより,外来診療の実際を知ります.更に,文献で知見を深めることを実際に体験すると共に,精神医学領域の文献に対するリテラシーを高めます.
実際
- 精神科臨床実習Ⅱでは,学生各々に指導医を割り当てる.
- 大学病院精神科の入院患者 2名を指導医とともに担当する.指導医の指導の下に,面接をして,病歴,家族歴,生活歴などを聞いて,治療についても考える.週 2回の定期的面接と毎日の病棟回診を行う.週に 2回は指導医と相談して指導を受ける時間を設定する.指導医にはその時間以外にも適宜こまめに相談し,指導を受ける.指導医以外の教員にも積極的に指導を受ける.
- 病棟の行事に参加し,担当以外の患者や,看護者,臨床心理士とも交流する.
- 外来初診患者(新患)の予診聴取,診察見学,討議をする.また,再来患者の診察見学,討議をする.
- 症例に則した英文総説を読み,その内容をまとめてpower pointによりスライドを作成し,プレゼンテーションを行う.
- 精神科医局の症例検討会や研究会(学外で行われる場合もあり,その都度知らせる)その他に参加する.なお,実習期間中に研究の実際に触れたい場合は,尾崎まで連絡する.
- 国公立の精神科病院で実習を行う(2週間).慢性の統合失調患者の主治医に加えてもらい,国公立病院の指導医の指導の下で面接と毎日の回診をする.病棟行事その他にも参加する.
- 以上の経験について報告書を作成し,指導医に報告し,それについて討議する.
主な担当者
大学
尾崎紀夫,西岡和郎,飯高哲也,小石誠二,入谷修司,田中 聡,石井 卓,木村宏之,吉田契造,野邑健二
城山
殿村忠彦(院長),後藤陽夫(副院長),原 健男,粉川 進
東尾張
舟橋龍秀(院長),八木 深(副院長),吉岡眞吾
大学病院での実習の実際
- 第 1 〜 4週,第 7週は大学病院精神科で実習する.
- 第 1週の第 1日目 (月曜日) は午前 9時に医系研究棟 1号館10階の精神科医局の入り口近くの机に集合.オリエンテーションをして,指導医に紹介する.
- 指導医は正と副の 2名とする.正の指導医が主に指導をし,副の指導医は不足分を補う.担当する入院患者 2名は,正・副の指導医が担当する患者さんの中から選ぶ.患者さんを担当したら,週 2回の面接と毎日の回診を行う.また,週 2回,指導医と相談する時間を設定する.患者さんへの対応については指導医の指示に従うこと.
-
精神科 (2E) 病棟の諸行事に参加する.主な行事は下記のものがある.
- 回診と新入院・退院患者の症例検討会:月曜午後 2〜 5時(前半が回診,後半が症例検討会となる.これには必ず参加すること)月曜午後 2時前に 2E 病棟詰所に集合.
- 医局症例検討会:月曜午後 6時頃から (適宜行われるので確認すること)
- 病棟委員会:金曜午後 3時15分から(病棟医長,副医長,医師数名,看護者数名で病棟運営について検討をする会議)2E 病棟詰所で.
- SST:木曜午後 1 〜 2時 (患者による社会技能訓練)
- 摂食障害患者の親の会:(適宜行われるので確認すること)
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外来での予診聴取は,下記のように行う.
- ポリクリⅠがない週:月 〜 金曜の午前 9時に外来へ集合.原則として医学生 2名一組で新患の予診聴取をする.予診は 1時間程度で終わること.木曜の午後の児童外来新患の予診も聴取する.
- ポリクリⅠがある週:月 〜 木曜の午前11時までに外来へ集合.(12時半までは外来で待機する).金曜は午前 9時に外来へ集合し,予診聴取をする(ポリクリⅠが外の病院へ行っていないため)
- 各教員による精神医学セミナーを予定するので,その時間は必ず参加をする.教員全員が各 1時間を担当し,臨床に役立つ話題について話をする.時間帯としては,火 〜 金曜の午後 4 〜 5時,5 〜 6時の中に設定する.
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夜には医局の研究会や各研究班の研究会があるので,できるだけ積極的に参加する.時間は夜 7 〜 9時頃.
- 月:教員文献紹介 (2回 / 月)
- 火:大学院生勉強会
- 水:精神療法グループ
- 木:児童精神医学グループ
- 金:精神病理グループ
- 紹介する文献は,尾崎と相談して決める.その内容の検討をpower pointでスライドを作成してプレゼンテーションする.これに関しては大学院生の指導を受ける.
国公立の精神科病院での実習の実際
- 第 5,6週は国公立の精神科病院で実習する.国立病院機構の東尾張病院と,県立の城山病院のどちらかへ割り振る.医学生をほぼ半々に分けるが,実習開始前にどのように割り振るかを決めたいので,学生の側から事前に精神科医局へ連絡をすること.
- 第 1日目には,それぞれ割り当てられた病院の医局へ午前 9時までに行く.
- 医学生 1名に指導医 1名がつく.指導医の指示に従って実習をする.
- 入院患者を担当させてもらったり,病棟行事などに参加する.
報告書の作成
- 第 7週に実習報告書を作成する.症例報告書 (2例) と精神科病院での実習報告書を作成し,これを指導医と討議する(原則として実習終了日).報告書は指導医に手渡し,指導医からの承認を得て,実習を終了する.
- 症例報告書は,2E 病棟で担当した患者 2名についてのものとする.1症例あたり 4000 字程度でまとめる.精神医学用語を正しく用いて,診断,病歴,家族歴,生活歴,治療経過などを記述する.治療経過には,自分の印象や感想も加える.考察は学習した知識のみでなく,自分の考えも述べること.
- 精神科病院での実習報告書は,形式は自由とする.4000 字程度でまとめる.自分がどのような経験をして,そのように感じ,考えたか,を中心に述べればよい.
- いずれもワープロを用いること.
その他の留意事項
- 指導医と会えないような場合には,医局秘書に探してもらうようにお願いをする.
- 医局のスペースは,これを自由に用いてもよい.
- 色々なことに積極的に参加してほしい.疑問があれば指導医やその他の教員,医員に質問してほしい.
- 県立城山病院
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地下鉄名城線〔自由ヶ丘〕下車
千種区徳川町 4- 1- 7,TEL: 763−1511
集合場所は管理棟 4階の医局 - 国立病院機構東尾張病院
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名鉄瀬戸線印場駅下車 徒歩 (20分)
同大森駅下車
市バス志段味スポーツランド行き又は志段味行き
東尾張病院前下車 (10分) -
地下鉄東山線藤ヶ丘駅下車
市バス志段味スポーツランド行き
東尾張病院前下車( 15分)
-
名鉄瀬戸線印場駅下車 徒歩 (20分)
