医局のご案内
入局後の研修・進路
精神科専門研修:“2-2研修”
卒後臨床研修(ローテート研修)終了後,当精神科に入局していただきます.精神科入局後は精神科専門研修を4年間(大学病院で2年,引き続き公的精神科病院を中心とした学外の施設で2年間)行って頂きます.この精神科専門研修を”2-2研修”と呼び,長年の精神科専門研修制度としての実績を持っております.
精神科専門研修前半 2年 (名大病院)
週3.5日は精神科専門スタッフの指導のもと,大学病院での外来,病棟診療にあたり,カンファレンス,研究会,病棟行事に出席していだきます.精神科診療の基本を習得していただくことを目指し,具体的には以下の内容となっています.
1年目
- 精神科専門医向けレクチャー
- 外来:新来患者の予診・陪席→再来診療
- 医療面接の習得
- 頻度の高い精神障害の診断・治療
- 指導医と入院患者の診療
- 難治例の精神障害(医療保護入院を含む)の診断・治療
- 他科からの依頼に指導医とペアで対応
- 他科入院中患者に併発する精神障害(せん妄など)の診断・治療
2年目:各研究グループへ参加
- 外来:再来患者診療,指導医と入院患者診療
- 移植,ガン患者に対する他科とのリエゾン活動
ケース報告・学会発表
大学での研修に加えて,週おおむね1.5日は,教室パート委員会で調整した精神科病院において非常勤勤務を行い,勤務先医師の指導助言のもとに診療に従事し,精神科病院における精神医療について学びます.
精神科専門研修後期 2年
公的精神科病院を中心に,私立単科病院,総合病院精神科に常勤として勤務し,精神医療の前線において先輩医師の指導の下,実践的・専門的研修を深めていただきます.並行して大学での研究会に参加して研究を継続していただきます.
大学院入学について
「日々の臨床疑問の解決」とともに,「病態を解明し,病態に即した診断,治療・予防法の開発」を目指すことが基本方針です.
統合失調症,気分障害,認知症,摂食障害,発達障害(自閉症)といった様々な精神障害の診断・治療法や病態を,bio-psycho-social(生物心理社会的)な観点から研究しています.
医師の場合,少なくとも一年以上の精神科臨床経験を経て,精神障害の実際をある程度知った後,入学していただくのを原則としていますが,入学時期については,相談に応じます.また,研究に専念する場合と,精神科医としての勤務を続けながら大学院生となる社会人大学院生制度があります.
「精神医学」,「精神生物学」,「発達・老年精神医学」,「親と子どもの心療学」の各分野に所属しますが,全体で「精神科ユニット」を構成し,共同指導体制をとっています.
さらに,ヒトの精神現象という最も「人間らしい」活動を多面的な観点から研究を行う中で,文献の批判的吟味,研究デザイン,データ解析,データプレゼンテーションといった研究遂行に必要な基本的ノウハウを身につけ,今後の研究活動の基礎だけではなく,臨床にも活かせる科学的視点を身につけることができるよう指導しています.
精神科専門研修後期2年と研修終了後の赴任先の決め方
後期研修の赴任先については,卒後研修委員会の調整のもと,研修病院から募集されたポストに対して,研修世代で話し合って決定しています.精神科専門研修修了後は,各人が公募ポストに対して応じる形になっています.
留学希望者について
次に挙げる国内外の研究施設と多くの共同研究を行っており,留学を希望する場合は,これらの施設を中心に本人との相談の上,決めております.
交流のある主な研究室
国内
- 名古屋大学 大学院医学系研究科内
- 医療薬学(山田清文)
- 神経情報薬理学(貝淵弘三)
- 神経遺伝情報学(大野欽司)
- 名古屋大学 大学院工学研究科生物機能工学分野(本多裕之)
- 名城大学薬学研究科(鍋島俊隆,野田幸浩)
- 藤田保健衛生大学
- 精神医学教室(岩田仲生)
- 総合医学研究所(宮川剛)
- 新潟大学医学系研究科精神医学教室(染矢俊幸)
- 富山大学医学系研究科精神医学教室(倉知正佳,鈴木道夫)
- 岡山大学医学系研究科精神医学教室(氏家寛)
- 大阪大学医学系研究科精神医学教室(武田雅俊、橋本亮太)
- 国立精神神経センター第三研究部(功刀浩)
- 国立生理学研究所心理生理学研究部門(定藤規弘)
- 九州大学生体防御医学研究所(服巻保幸)
- 東京大学医学系研究科公衆衛生学教室(川上憲人)
- 理化学研究所精神疾患動態研究チーム(加藤忠史)
- 財団法人神経研究所(稲田俊也)
国外
- National Institute of Mental Health, USA
- Laboratory of Clinical Science (Dennis Murphy)
- Laboratory of Molecular Pathophysiology (Husseini K Manji)
- National Institute of Alcohol Abuse Alcoholism, USA
- Laboratory of Neurogenetics (David Goldman)
- Department of Psychiatry, Mount Sinai School of Medicine, New York, USA(Kenn Davis)
- Department of Psychiatry, Johns Hopkins University School of Medicine, Baltimore, USA (Akira Sawa)
- Department of Psychological Medicine, The School of Medicine, Cardiff University, Cardiff, UK (Michael Owen)
- スウェーデン・カロリンスカ研究所 女性・児童保健部門
関連病院
公的精神科病院
- 愛知県立城山病院
- 独立行政法人国立病院機構 東尾張病院
総合病院
- 安城更生病院
- 刈谷豊田総合病院
- 名古屋掖済会病院
- 小牧市民病院
- 独立行政法人国立病院機構 名古屋医療センター
- 春日井市民病院
- 名古屋第二赤十字病院
- 市立半田病院
- 中部労災病院
- 大垣市民病院
- 総合上飯田第一病院
- 一宮市民病院
- 蒲郡市民病院
- 碧南市民病院
- 愛知県立がんセンター
- 旭労災病院
- 四日市市民病院
- 中京病院
- 名古屋第一赤十字病院
- 岡崎市民病院
- 西尾市民病院
民間精神科病院(精神科専門研修後期施設に指定されている病院のみ,50音順)
- あいせい紀年病院 (愛知県)
- 朝山病院 (静岡県)
- 大垣病院 (岐阜県)
- 笠寺精治寮病院 (愛知県)
- 可知病院 (愛知県)
- 刈谷病院 (愛知県)
- 北津島病院 (愛知県)
- 北林病院 (愛知県)
- 岐阜病院 (岐阜県)
- 京ヶ峰岡田病院 (愛知県)
- 共和病院 (愛知県)
- 仁大病院 (愛知県)
- 聖十字病院 (岐阜県)
- 精治寮病院 (愛知県)
- 総合心療センターひなが (三重県)
- 多度あやめ病院(三重県)
- 北勢病院 (三重県)
- 松蔭病院 (愛知県)
- 松阪厚生病院 (三重県)
- 三方原病院 (静岡県)
- 南豊田病院 (愛知県)
- 守山荘病院 (愛知県)
- 八事病院 (愛知県)
その他,後期研修施設に認定されていない関連精神科病院が16施設あり.
児童精神科施設
- 愛知県コロニー中央病院
- あいち小児保健医療総合センター
- 豊田市こども発達センター
- 愛知県青い鳥医療福祉センター
- 愛知県立心身障害児療育センター第二青い鳥学園
司法行政施設
- 愛知県精神保健福祉センター
- 名古屋少年鑑別所
- 岡崎医療刑務所
教員・研究者として当医局出身者が奉職している教育・研究機関
- 藤田保健衛生大学精神医学教室
- 名古屋大学発達教育科学研究科
- 滋賀医大精神科
- 東京都精神医学総合研究所
- 名古屋工業大学保健センター
- 名古屋大学医学部保健学科
- 愛知淑徳大学
- 日本福祉大学
- 椙山女学園大学
- 東海学園大学
