卒後研修プログラム

研修医・学生のみなさんへ

研修医の皆さん名古屋大学放射線科のHP をご覧くださってありがとうございます。

教授の長縄です。

放射線科の仕事は臨床医学の中でどんどんと重要性が増し放射線科医の需要も激増しています。

最近では学生さんや研修医の間でも人気が上がっており徐々に入局者も各大学で増えています。

しかしまだまだ増大する需要には対応しきれず名古屋地区のみならず全国的に人手不足が続いています。

名大放射線科での放射線科の臨床研修メリットをアピールするとすれば次のような点だと思います。

名大病院は全国で関連病院がもっとも多く、そのため名大病院に集まる症例の豊富さは日本一ともいわれます。

また放射線医学においては最新の機器を使用することが臨床研修においても研究においてとても重要なのですが、名大病院はその点においても国内トップクラスです。

とくにMRIは国際的にみても常に最新のハードソフトを有していますし、研究専用3T-MRIも導入しました。

PETもサイクロトロンがあり、FDG以外の薬剤も多数使用しています。甲状腺の内服療法もこの地区ではほぼ唯一の施設となっています。

放射線治療では最新のIMRT装置が稼働しますし、千葉にある放射線医学総合研究所の重粒子線治療センターとも交流があります。

現在、名大放射線科は各分野の優秀な教員がバランス良くそろっており、最高レベルの臨床研修そして臨床研究が、皆さんに提供できる環境となっています。

医局の雰囲気もわきあいあいとしており、もっと厳しさが必要だという人もいる位です。

私は教授に就任して5年目ですが就任以来、若手放射線科医の大学内、大学外における QOL の改善に取り組み、金銭的にも時間的にもかなり改善してきていると思います。

放射線科はもともと女性医師へ適した部分が多い診療科ですが、名大放射線科は関連施設に遠隔読影クリニックも有しており産休中、育児休暇中の業務もいろんな形が選択できるようになっています。

もうひとつの名大放射線科の特徴として、診断、治療、核医学、 IVR の4分野がまだ一つの診療科として存在しており、臨床研修中にそれぞれの分野をシームレスに学ぶことができます。

そのため、専門を決めた後でも、希望すればシームレスに進路の変更に対応できます。

以上のような環境は国内の放射線科の中でも若手医師に、とても有利な環境と思います。

さらに名大放射線科の多数の良質な関連病院、大学、研究施設の中から、将来のキャリアパスをある程度希望通りに選べるのは良質なポストがきわめて潤沢な故にできるメリットと思います。

私が若い時にもこんないい環境ならよかったのにと少しうらやましくも感じます。

このホームページの中には色々詳しい内容もありますのでご参照いただき、興味あるかたはぜひお気軽にご連絡ください。

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