研究室紹介

循環器グループ

循環器グループ

循環器グループでは、外科疾患を合併した先天性心疾患や小児の肺高血圧症の管理を行っています。小児循環器専門医の修練施設群であり、専門医研修も可能です。また、小児の心疾患の原因遺伝子の解析や、肺高血圧症の病気の成り立ちを研究することで、病気の新しい治療法の開発を目指しています。また、川崎病の治療効果や長期経過についてのデータ解析や、先天性心疾患術後に合併症を残した症例のデータ解析を行い、よりよい治療法の選択に役立てようと考えています。

代表者加藤 太一

活動内容

先天性心疾患、肺高血圧症を中心に診療を行っています。横隔膜ヘルニアや消化管閉鎖症などの外科疾患を合併した胎児の心疾患を診断し、出生後の管理および治療を関連施設と連携しながらおこなっています。また、肺低形成や慢性肺疾患などに伴う新生児、乳児期の肺高血圧症や、血液疾患やその治療に伴って生じる肺高血圧、心不全、不整脈などの循環器合併症の管理も行っています。小児循環器専門医の修練施設群であり、専門医研修も可能です。近年、小児循環器分野において、アブレーション、カテーテル治療、画像診断といった分野内のサブスペシャリティが高度な医療水準となっており、地域における診療レベルを高めるべくサブスペシャリティを極める人材の育成にも力をいれています。
研究では、主に小児の血管に病変の主体がある肺高血圧症や川崎病、先天性心疾患などについて、臨床および基礎的な研究を行っています。次世代シーケンサーを用いた家族性不整脈や先天性心疾患の原因遺伝子解析と機能解析、肺高血圧症や先天性心疾患術後の合併症について、病気の成り立ちの解析を行っています。また、川崎病の治療効果や長期経過、先天性心疾患術後の合併症に関する多施設共同研究を行っており、病気の新しい治療法の開発やよりよい治療法の選択に役立てるべく、日々研究を行っています。

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