不妊相談Q&A

質問一昨年、クラミジア感染を原因とする卵管水腫がみつかり、右卵管を切除しました。その後、体外受精をしましたが、妊娠にいたらなかったため、もう一度卵管造影をしたところ、左側の卵管もまた水腫になっていると言われました。5年以上前の結婚前に感染したであろうと思われるものが、なぜいまだにこのような状態であらわれてくるのでしょうか?抗生物質で治療も行いましたし、現在自覚症状は全くありません。

答え抗生物質による治療でクラミジア感染の治療は可能です。しかしながら感染によって生じた腹腔内や卵管の癒着は、多くは疼痛などをきたしませんが、そのまま存在します。以前より存在した癒着によって反対側にも卵管水腫が発生したのではないでしょうか。卵管水腫があると体外受精後の着床率が下がるとする報告もあります。卵管を完全に取り除くことは難しい場合には、腹腔鏡下に卵管と子宮の間の交通を遮断するというだけでも効果がある場合もあります。
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