名古屋大学大学院医学系研究科 脳神経外科
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教室の歴史 第3期

第1期 第2期 第3期
第3期 高度先端医療を開拓する時代
名古屋大学脳神経外科学80年の歴史は、3期に分けられます。
第1期は名古屋大学医学部外科学講座の時代、
第2期は名古屋大学医学部脳神経外科学講座の時代、
そして第3期は名古屋大学大学院医学研究科脳神経病態制御学講座の時代です。

吉田 純教授
1996年2月吉田純先生が第3代名古屋大学脳神経外科教授に就任されました。まさしく、21世紀を迎え政治、経済、社会そして医学医療の分野でも新しい構造が求められる中、名古屋大学の機構改革が行われ、医学部は大学院医学研究科となりました。脳外科教室も改組され神経内科、精神科とともに細胞情報医学専攻、脳神経病態制御学講座を構成することとなりました。こうした中、吉田教授はこれまで80年間培われてきた名古屋大学脳神経外科学の伝統を守り、さらに社会が求める新しい医学医療をめざした脳神経外科を立ち上げるべく、教室を有機的に再構成することにいたしました。そしてまず、脳血管内治療学、遺伝子治療学、バイオ医療学の3部門を脳神経外科関連分野として新設いたしました。20世紀後半は、DNAの構造解析から始まり遺伝子工学、細胞・組織工学そしてゲノム解読へとすすんだ生命科学の時代といわれています。そして21世紀はこうした生命科学の進歩とバイオ技術、コンピューター技術、情報技術などの新しい技術に基づいた、高度先端医療が実践される時代だといわれています。特に遺伝子治療、再生医療、医用工学医療などの開発に大きな期待が寄せられています。そして、現在、名古屋大学脳神経外科教室はこうした時代背景の中、分子レベルでの脳神経外科医療の開発研究と、脳卒中外科を中心とする救急医療情報ネットワークの構築をはじめとする医療のIT化に力を注いでいます。すでに名古屋大学医学部附属病院内に、我が国初の遺伝子治療用リポソーム製剤調整施設を設置し、加えて遺伝子治療をうけた患者の検体DNAやRNAを抽出し治療効果を評価する遺伝子治療支援研究室と遺伝子治療プランニング室を医療情報ネットワークで結ぶ遺伝子治療管理システムを併設し、遺伝子治療を総合的に研究する医療体制を確立しております。そして、昨年4月より悪性脳腫瘍患者を対象にインターフェロン遺伝子治療を開発し、21世紀の新しい脳外科医療をめざし、第一歩を踏み出しております。

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