講習会案内

このHPについて

 医学系研究棟3号館5Fにある光顕(光学顕微鏡)試料作製室に設置された機器と、それに関連する技術(組織標本作製)についてのHPです。

概要

 採取された組織などの生物試料を光学顕微鏡で観察できる標本作製のために必要な機器を設置し、医学系技術支援室の 病理・解剖技術系技術職員が中心となり運営をしています。

 一部機器を除き、使用は利用者自身で行っていただきますが、必要に応じて、初心者講習・個別講習や標本作製に関わる 技術相談などの研究支援サービスを受けることができます。

この施設でできること

人体や動物の組織から光学顕微鏡で観察するための標本は、試料を数μ 〜 数十μに薄切して光が透過する薄さとすることが必要です。

一般的に、次の2つの方法で試料を薄切します。

工程図

 1〜5の各工程を当施設の機器を利用して行うことができます。

1. 脱水・脱脂
パラフィン浸透
自動包埋装置
VIP6
(サクラファインテック)
2. 包埋 パラフィン包埋ブロック作製装置
TECP−S−J0
(サクラファインテック)
3. 薄切 滑走式ミクロトーム
REM−710
(大和光機工業)
4. 薄切 凍結ミクロトーム クリオスタット
CM3050S
(ライカ マイクロシステムズ)
5. 染色 自動染色装置
HISTOSTAINER HS36A
(ニチレイバイオサイエンス)
※免疫染色のみ対応
その他 薄切 振動刃ミクロトーム
VT1200S
(ライカ マイクロシステムズ)

利用方法など

利用できる方
 臨床・基礎・学部を問わず名古屋大学内の方。
 また、中部圏の大学(福井大学を除く)、名古屋医療センター及び国立長寿医療センターに所属する方

 詳細は分析機器部門に準じます。
 参照 URL http://www.med.nagoya-u.ac.jp/kiki/info/index.html

利用方法
 登録申請・登録料が必要です。利用規定に同意いただき、利用申請書を担当職員 ( 分析機器部門 小笠原 ) まで提出してください。

 利用規定  http://www.med.nagoya-u.ac.jp/kiki/inside/data/LM-prep_rule.pdf
 利用申請書 http://www.med.nagoya-u.ac.jp/kiki/inside/data/LM-prep_app.pdf

利用の手順
 利用登録後、 VIP6 を除き分析機器部門予約システムより予約を行ってください。
 VIP6 に関しましては、メールでの予約をお願い致します。

 宛先:
 分析機器部門HP>問い合わせ先>メールアドレス一覧(学内専用)>パラフィン標本作製受託担当

 光顕試料作製室  kiki.micro@med.nagoya-u.ac.jp

 尚、ご利用前に必ず使用説明を受講してください。

利用料金
 http://www.med.nagoya-u.ac.jp/kiki/info/charge.html をご参照ください。

 支払方法は、分析機器部門に準じます。

相談窓口
 利用に関するご相談は、光顕試料作製室(内線 2397)までお問い合わせください。