トップページ研究室紹介(臨床医学領域)脳神経病態制御学 脳神経外科学/脳神経先端医療開発学/脳血管内治療学

脳神経病態制御学

脳神経外科学/脳神経先端医療開発学/脳血管内治療学

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教室概要

     若林 俊彦  教授

第1回から第3回日本脳神経外科学会会長を務めた齋藤 眞博士により創設された名古屋大学脳神経外科は、90余年の歴史をもつ。


現在は50に及ぶ関連病院を擁し、先進技術を駆使して世界屈指の脳神経外科医療体制を誇るとともに、遺伝子治療・細胞医療等の先端医療への臨床研究開発にも取り組んでいる。

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臨床研究グループ紹介

脳腫瘍グループ

術中MRIを備えたBrain THEATER

脳腫瘍グループは、良性から悪性まで全ての頭蓋内腫瘍を対象として、正確な診断と最高レベルの治療を目指して研究に取り組んでいる。

 

臨床

術中MRIを用いた正確で高度な画像誘導手術・覚醒下開頭術・電気生理学的モニタリング技術等を駆使して世界最先端の脳腫瘍手術を実践する他、放射線・化学療法等補助療法を含めた集学的治療を行っている。

 

研究

脳腫瘍の病態解明と新たな治療開発を行うための基礎研究を展開するとともに、実際の臨床応用を目指した橋渡し臨床研究を実施している。

また、生物学的アプローチのみならず、コンピュータサイエンスを取り入れた手術支援技術の改良・開発にも取り組んでいる。

名古屋大学内を含め国内外と共同した学際的研究・多施設共同臨床研究を積極的に推し進めていることも大きな特徴である。

 

 研究テーマ

 

 ・癌のエピゲノム解析

 ・癌の起源細胞の病態解明

 ・悪性脳腫瘍に対する分子標的治療薬の創薬とドラッグデリバリー

 ・武装化T細胞による癌免疫療法の開発

 ・脳腫瘍特異抗原ペプチドパルス樹状細胞による免疫療法

 ・抗癌剤耐性タンパクを標的とした併用化学療法の多施設共同臨床試験の研究事務局

 ・神経再生

脳血管内手術グループ

脳血管内治療はカテーテルを用いて血管の中から脳の血管性病変を治療するもので、開頭することなく行えるという低侵襲性により現在大変注目を浴びている分野である。

 

我々のグループでは、脳血管内治療の知識・技術のみに偏らず、脳血管治療医としての幅広い見識を持った治療医の養成を目指している。

 

 

 

適応疾患

 脳動脈瘤、脳動脈狭窄性病変、動静脈奇形、硬膜動静脈瘻、血管外傷、脳塞栓、血管性腫瘍 など

 

これらに対するスタンダードな血管内治療法は確立されつつあるが、未だ適応、合併症、長期成績など解決されるべき問題が存在する。

今後はさらに使いやすく安全なデバイスを開発するとともに、最も効果的な治療法を見出すような基礎的・臨床的検討が必要である。

 

 

基礎研究

現在推進されている産学連携、医工連携を最重要課題とし、新しい血管内治療機器の開発、血管内診断および血管内治療に役立つ画像情報処理を特に工学部、大型計算機センター、企業とともに進めている。

また、動物モデル、コンピュータシュミレーションモデルを用いた血管病変の血行動態の研究や病理学的検討を行っている。

機能的脳神経外科・画像解析グループ

コンピュータを使用しての手術計画の作成

機能的脳神経外科とは、薬で治療困難な不随意運動(パーキンソン病、振戦)、てんかん、痛みで快適な日常生活を過ごすことが困難な患者さんを外科的に治療する分野である。

 

パーキンソン病や痛みの患者さんの手術方法として、MRIを代表とする脳神経画像診断技術の進歩は目覚ましく、脳の様々な働きや脳神経の走行が描写できるようになった。

 

我々は、この最新の技術を脳の病気の解明に役立てたり、より安全・確実に外科手術を行えるよう研究を行っている。

脊髄・機能グループ

手術用顕微鏡を用いた脊髄腫瘍摘出術

脳神経外科は脳の病気だけでなく、脊髄神経、手足の末梢神経の病気も積極的に治療を行っている。

脊髄・機能グループは脊髄・脊椎疾患、末梢神経疾患、顔面痙攣・三叉神経痛など、その多くが機能に関係する疾患を中心に、臨床及び教育を行っている。

 

また、これまで基礎研究としてラットやマウスを用いた脊髄損傷モデルにてシグナル解析などを行ってきた。

 

 

私たちのモットー

 

  ① 最新の治療法を含めた広い選択肢の中からそれぞれの患者さんに最も適した最良の方法を選ぶ

  ② できるだけ患者さんの負担の少ない手術方法で行う

  ③ 神経モニタリングを行い、手術中の神経損傷を未然に防ぐ

  ④ 術中ナビゲーションシステムによる手術の安全性、術中MRIなどによる手術の確実性の向上を目指す

内視鏡・低侵襲手術グループ

顕微鏡手術と内視鏡手術の違い: 内視鏡の使用によって開頭の範囲が狭くなる

神経内視鏡という比較的新しい手術機器の特徴を生かして、低侵襲性と安全性の確立を目指し手術手技の工夫、手術機器の開発に携わる。

一方、特に機能性下垂体腺腫ではγナイフや内科的治療との併用療法、低侵襲な開頭術の開発など、柔軟性を持った治療戦略を展開し、根治性の向上を追及している。

 

現在、脳神経外科手術は顕微鏡下手術、いわゆるマイクロサージェリーの技術が広く用いられているが、1980年代より内視鏡技術が進歩し脳神経外科領域への内視鏡の導入が進んできた。

内視鏡は顕微鏡と違い手術野の中に入り込んで対象物を見るので、外から術野を観察する顕微鏡にはない利点がある。

 

 

対象疾患

現在我々のグループで担当している疾患は大きく3つのグループに分けられる。

 

① トルコ鞍近傍病変

 下垂体腺腫を代表とする腫瘍性病変である。

 

② 水頭症と水頭症に関連する疾患

 主に非交通性水頭症をきたす疾患である。

 

③ 脳実質内病変

 脳腫瘍から変性疾患、脳内出血など幅広い疾患が含まれるが、内視鏡の適応としては比較的新しく、

  今後に期待される分野と考えられている。

脳卒中外科グループ

両側内頸動脈血栓化瘤の3D画像

我々のグループでは大学病院の特殊性を生かし、治療難易度の高い脳動脈瘤(血栓化巨大瘤や複雑な形状の瘤等)や脳動静脈奇形、また難病であるもやもや病に対して積極的に外科治療を行っている。

 

 

臨床

・脳動脈瘤に対する外科治療の工夫

安全で確実なクリッピング治療を目指し全例において電気生理学的モニタリングを行っている。

また症例に応じて内視鏡支援のクリッピング術も行っている。

 

・通常の瘤閉塞を目指す開頭クリッピング術困難例

高流量バイパスを併用した親血管閉塞術を用いて治療を行っている。

 

・脳動静脈奇形

近日保険治療となるオニキス(液体塞栓物質)を用いた血管内治療と共同し、安全・確実に奇形部位の摘出を行っている。

 

・もやもや病の治療

乳幼児(1歳未満)から成人まで数多くの治療経験がある。

5歳以上の患者さんに対しては直接法(浅側頭動脈中大脳動脈吻合術)および各種間接法を併用して,発達する脳へ良い影響を与えるべく血行再建術を広範囲に行っている。

 

 

研究

 臨床研究

  ・脳血管吻合術の手術デバイスの開発と練習システムの開発 

  ・3D情報を基にした血管モデルの作成と術前の脳動脈瘤クリッピング術のシュミレーション

 

 

 基礎研究

  ・髄液のプロテオミクス解析を用いた、もやもや病および類もやもや病患者におけるバイオマーカーの同定と

   その生物学的意義の検討に関する研究 

教員

構成員名/英名表記 役職 所属
若林 俊彦/
WAKABAYASHI Toshihiko
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教授脳神経外科学 (脳腫瘍)
夏目 敦至/
NATSUME Atsushi
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准教授脳神経外科学 (脳腫瘍)
泉 孝嗣/
IZUMI Takashi
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准教授脳神経外科学 (脳血管障害)
本村 和也/
MOTOMURA Kazuya
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准教授脳神経外科学 (脳腫瘍)
前澤 聡/
MAESAWA Satoshi
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特任准教授脳とこころの研究センター
岡本 奨/
OKAMOTO Sho
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講師脳神経外科学 (脳血管障害)
西村 由介/
NISHIMURA Yusuke
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講師脳神経外科学 (脊椎・脊髄)
中坪 大輔/
NAKATSUBO Daisuke
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病院講師/医局長脳神経外科学 
(パーキンソン病、てんかん)
荒木 芳生/
ARAKI Yoshio
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病院講師脳神経外科学 (脳血管障害)
大岡 史治/
OFKA Fumiharu
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助教脳神経外科学 (脳腫瘍)
竹内 和人/
TAKEUCHI Kazuhito
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助教脳神経外科学 (神経内視鏡)
棚橋 邦明/
TANAHASHI Kuniaki
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病院助教脳神経外科学 (脳腫瘍)
近藤 五郎/
KONDO Goro
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病院助教脳神経外科学 (小児脳神経外科)
西堀 正洋/
NISHIHORI Masahiro
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病院助教脳神経外科学 (脳血管障害)

基礎医科学と臨床医科学の融合  【トランスレーショナルリサーチ】

 

私たちの研究室は、基礎研究で見出された発見を臨床現場での診断・治療に役立たせるために必要な一連の研究を立案・実行しています。

 

基礎医科学と臨床医科学の融合【トランスレーショナルリサーチ】の実現を目指す研究室です。

 

患者を治したいという臨床医の想い、自らの成果を臨床で試したいという基礎研究者の想いを温め、お互いに学びあうことで斬新なアイデアを創出し研究しています。

 

疾病の病態に見る様々な生命現象に感動し、分析し、実行する、そのような研究室を目指しています。

 

独自の研究プロジェクトだけでなく、学閥にとらわれない共同研究、民間企業との産学連携、国際共同研究を積極的に推進しています。

 

 

 

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