乳歯幹細胞研究バンクについて

細胞治療あるいは再生医療で一番大切なのは「幹細胞」です。白血病の治療に使われる骨髄細胞や臍帯血幹細胞はよく知られています。

ところで最近、子供の歯(乳歯)の中に強力な幹細胞が存在することが発見され注目を集めています。この細胞は、骨髄や臍帯血の幹細胞に比べて、細胞の増殖能が高い、採取が簡単である、これまで捨てられていた乳歯を利用するため、受精卵から作られる胚性幹細胞(ES細胞)に比べて倫理的な問題も少ないなどの長所があります。このような乳歯幹細胞は将来の細胞治療や再生医療で重要な役割を果たすと考えられており世界中で研究が進められています。

このたび、この研究を推進するため、名古屋大学医学部内に世界で始めて「乳歯幹細胞研究バンク」を開設しました。

この研究バンクで得られた研究結果を元に臨床応用を行いたいと考えています。

Q&A

Q:今乳歯を預けると、将来自分や家族に使えるのでしょうか?

A:当分は研究のみとなりますので、お預かりした歯は研究のみに使用することになります。

Q:いつ実際の治療に使えるようになるのでしょうか?

A:できるだけ早く実際の治療に用いたいですが、まだいつからとはお約束できません。

Q:研究のために歯を提供したいのですが、どうしたらいいのでしょうか?

A:当科までお問い合わせください。(052-744-2347・毎週水曜日19:00~20:00)

Q:抜けてしまった歯を持っていっていいの?

A:申し訳ありませんが、現在のところすでに抜けてしまった歯や、歯髄が感染している歯は対象外としています。

Q:バンクの細胞は提供してもらえるのか?

A:現在のところ、バンクの細胞は外部の機関には提供できません。

その他何かございましたらimplant@med.nagoya-u.ac.jpまでお問い合わせください。

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