呼吸器外科
肺癌をはじめとした豊富な診療実績が安心をもたらす
胸部悪性腫瘍(肺癌、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、胸膜中皮腫など)や良性疾患(気胸、炎症性肺疾患など)に対する手術療法を専門に行っている診療科です。
診療科概要
① 対象疾患
原発性肺癌、転移性肺癌、悪性縦隔腫瘍、胸膜中皮腫などの胸部悪性腫瘍に加えて、胸腺摘出の必要な重症筋無力症、炎症性肺疾患、膿胸、気胸、胸部外傷、肺の先天奇形などの非腫瘍性疾患も対象疾患です。
② 特色
当科の特色として、局所進行胸部悪性腫瘍に対する手術と重症併存疾患を有した症例に対する良好な手術実績が挙げられます。局所進行胸部悪性腫瘍に対する手術は危険性が高いため、一般病院ではなかなか扱いにくい手術ですが、当院では他科(心臓外科、整形外科、形成外科など)との連携が円滑に行われており、根治性を落とさず安全で質の高い手術が提供できる体制を整えています。また手術、化学療法、放射線治療を組み合わせた集学的治療も積極的に取り入れ、これら患者さんの治療成績向上に努めています。さらに高齢化社会となり、悪性腫瘍以外にも多くの疾患(肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患、狭心症や弁膜症などの心疾患、糖尿病、人工透析など)を有した患者さんの手術が多くなっています。周術期においてはこれら併存疾患の管理が極めて重要ですが、当院では関連する他科の十分な援助の下、安全な周術期管理を行うことが可能となっています。
一方早期肺癌症例、転移性肺腫瘍や一部の縦隔腫瘍には胸腔鏡による低侵襲手術を積極的に導入しています。根治性を落とすことなく早期に社会復帰できるため、今後はさらにその需要が増していくと考えています。
③ 診療実績
2010年の年間手術症例数は286例で、内訳は肺癌151例、縦隔腫瘍34例、転移性肺癌47例、悪性胸膜中皮腫5例、その他49例で全体の約半数を肺癌が占めています。手術死亡例(術後30日以内死亡)は認めませんでした
④ 診療体制
常勤医師9名(呼吸器外科専門医7名)で診療しています。外来診察日は火曜日(谷口・福井)と木曜日(横井・川口)、手術日は月・水・金曜日です。患者さんの治療方針は毎週金曜日に、呼吸器内科・呼吸器外科・放射線科の3科合同カンファレンスで検討し決定しています。
⑤ 先進医療
新たなエビデンス構築のために様々な基礎研究や臨床試験を行っています。基礎研究は大学院生が中心となって学内の分子腫瘍学教室や愛知県がんセンター中央病院研究所と協同研究を進めています。臨床試験に関しては様々な臨床試験グループに積極的に参加しています。現在、胸壁浸潤肺癌に対する術前化学放射線療法と外科切除による集学的治療の第2相試験と早期肺癌に対する肺葉切除と区域切除の第3相比較試験が進行中です。
科長の名前
| 横井香平准教授 |
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スタッフ紹介
准教授 横井香平 S53年卒
助教 谷口哲郎(医局長) H5年卒
病院助教 石川義登 H9年卒
病院助教 川口晃司 H10年卒
病院助教 福井高幸 H10年卒
病院助教 水野鉄也 H13年卒
病院助教 石黒太志 H13年卒
医員 中村彰太 H15年卒
医員 尾関直樹 H17年卒











呼吸器外科手術件数 年次推移