名古屋大学医学部付属病院

中心静脈カテーテル挿入マニュアル

監修 名古屋大学医学部附属病院 安全管理室

名古屋大学大学院医学系研究科 麻酔・蘇生医学講座



中心静脈カテーテルは、高カロリー輸液・中心静脈圧測定・血管作動薬の確実な微量持続投与などを可能とし、全身管理に非常に有用であるが、同時にカテーテル挿入時・留置期間中に重篤な合併症を引き起こす危険性が知られている。実際に、当院のインシデント・アクシデント報告においても中心静脈カテーテル挿入・留置に関連する重篤な合併症が報告されている。中心静脈カテーテル挿入に関連するマニュアルの類はすでに多数出版されているが、今回安全管理室から、安全に挿入するための名古屋大学医学部附属病院としてのマニュアル作成の依頼を受けた。そこで、当教室の佐藤栄一、江間義郎、西脇公俊を中心に麻酔・蘇生医学講座全員の知識・経験をもとに執筆し、さらに安全管理室から今までの報告事例をふまえた関連事項の追加・修正を受けて完成した。このマニュアルでは、始めに総論として穿刺部位の選択、各種カテーテルの特徴と当院採用の推奨カテーテルキット、穿刺時の共通する注意事項について述べ、次に各論として内頚静脈・鎖骨下静脈・大腿静脈・肘静脈の各穿刺部位別に、用意する器材、挿入の詳細な手順、静脈の解剖学的位置、特有の合併症等について、安全性に重点をおいて可能な限り具体的に記載した。また、全体を通読しなくても、総論と関心のある挿入部位の各論を拾い読みしていただければ不足のないよう作成した。中心静脈カテーテル挿入はすべての医師に要求される基本的手技の一つとされているので、挿入に際しこのマニュアルが少しでも役に立ち、ひいては医療の安全性向上に寄与できれば幸いである。

名古屋大学大学院医学系研究科 麻酔・蘇生医学講座教授
島田康弘


(本文「はじめに」より)

中心静脈カテーテル挿入マニュアルPDF
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